アップルが「Apple Search」と名の付いた独自の検索サービスとも取れる求人情報を自社のサイトに掲載したことが明らかになりました。
Apple Searchは、グーグル離れを加速させる検索サービスになる?
掲載された求人情報によれば、アップルは「Apple Search」と呼ばれるプロダクトを束ねるプロジェクトマネージャを募っています。
Engineering Project Manager – Apple Search
Job Summary
Apple seeks a technical, driven and creative program manager to manage backend operations projects for a search platform supporting hundreds of millions of users. Play a part in revolutionizing how people use their computers and mobile devices. Manage operational projects that support groundbreaking technology and the most scalable big-data systems in existence.
引用元:Apple – Jobs at Apple-Search
「Apple Search」がどのようなサービスなのかは、明確に記載されていないものの、「数億のユーザーをサポートする検索プラットフォーム」「PCやモバイルデバイスの使い方に革命を起こす役割を果たす」という文章からはタダならぬ思いが込められた検索に関連するプロジェクトであることがわかります。
「Apple Search」は、検索サービスを指しているのでしょうか。
アップルが提供するウェブブラウザのSafariには、グーグルやマイクロソフト、Yahoo!、DuckDuckGoの4社が開発した検索サービスが採用されていますが、アップルはiPhoneの発売当初からこれまでの数年間、初期設定の検索サービスをグーグルとしていました。
ただ、今年の初めにもグーグルとの契約が切れるため、その他の検索サービスを初期設定にするのではないかという噂が報じられており、2年前にリリースされたiOS 6で、グーグルの地図サービス「Googleマップ」の使用を取りやめて、アップル独自の地図アプリを提供したように検索サービスもアップル独自のものを提供して、アップル自らが提供するサービスを増やそうとしているのかもしれません。
Apple Searchは、アップルユーザーが恩恵を受けられる検索サービスに
「Apple Search」がどのようなサービスになるのかは、アップルのみぞ知るところではありますが、端末内のアプリや文書、画像、動画などのファイルを検索する「Spotlight(スポットライト)」、音声アシスタント機能の「Siri」の音声検索機能に関連するものではないかという声もあるようです。
世界のインターネット人口は30億人に達しており、インターネットユーザーならば誰もが利用する検索サービスは、数十億人を相手にするプロダクトですが、アップルが掲載した募集要項には「数億のユーザーをサポートする」と書かれています。
このことから、「Apple Search」はグーグル検索のような検索サービスではなく、あくまでもiPhoneやiPad、Macなどアップルユーザーが恩恵を受けられる検索サービスまた検索機能になるかと思いますが、「革命を起こす」と表現されたこの検索サービスが一体どういったものになるのか、数年後の正式発表を期待して待ちたいと思います。
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