Appleが9月13日午前2時に開催するスペシャルイベントでは、全4機種のiPhone 15に加えてApple Watch Series 9とApple Watch Ultra (第2世代)が発表される見込みです。
Appleの未発表製品に関して最も信頼できるMark Gurmanがイベント開始直前に新型Apple Watchに関する情報をレポートしています。
今年もマイナーアップデート
Mark Gurmanによると、今年はApple Watch Series 9とApple Watch Ultra (第2世代)が発表されるとのこと。
いずれも昨年と同じ見た目でナンバリングモデルは2018年に発売されたApple Watch Series 4から変わらず、Ultraモデルも昨年から変わらないとしています。
それでもリサイクル素材の使用率を高めたり、Ultraモデルではブラックカラーの新しいオプションなどを用意しているそうです。
今年のアップデートはパフォーマンスの向上に大きくフォーカスされており、性能の大幅アップを大々的に宣伝するそうです。Apple Watchの性能が向上するのは2020年発売のApple Watch Series 6以来となります。
iPhone 15シリーズと同じように空間認識のための超広帯域チップが初めてアップデートされて精度が向上するようです。このチップは対応車種に近づくと自動的にロックを解除するデジタル鍵や探す機能を使って紛失したアイテムを探すときに役立ちます。
さらに、さまざまなセンサーと内部コンポーネントをアップグレードしてスピード、消費電力、正確性が向上するとのこと。これには光学式心拍センサーも含まれるとのことで、従来のモデルよりも短時間で正確に心拍数を記録できるのかもしれません。
Apple Watch Series 9の製造方法もアップデートされ、ケースの製造に3Dプリントが使用されるそうです。
これまでApple Watchのケースは金属の塊を削り出していたと思われますが、3Dプリントを利用することで素材を無駄にすることなく製造できます。これは環境保護の観点でもアピールされることでしょう。3Dプリントを用いた製造方法は来年にはUltraモデルにも適用されるとのこと。
今年はビッグアップデートではなくマイナーアップデートに留まる可能性が高いようです。
Appleは来年以降に10周年モデルとなるApple Watch Xの発売を計画していると報じられており、マイクロLEDディスプレイやバンドの装着システムの変更も含めた史上最大のアップデートになるようです。
なお、この秋Appleはレザーバンドの一部を廃止する計画を持っているとのこと。これは本体のアップデートよりも多くの人が影響を受けるかもしれません。2015年発売のリンクブレスレットバンドも完売しており、廃止になる可能性があります。
Apple Watchのレザーバンドだけでなく、iPhoneのレザーケースなども廃止が噂されており、Appleは環境保護の観点でも大きなアップデートを行う可能性があります。iPhone 15におけるLightningの廃止とUSB-Cへの移行もEU主導ではなく環境保護の観点で変更を行うとアピールすことが予想されます。
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