Apple Watch Series 8、体温計機能の対応はアルゴリズム次第。Galaxy Watch 5も非対応の可能性
体温計を持ち歩く人はそう多くないでしょう。ほとんどの人は家の薬箱かペン立てに突っ込んでいるはず。
常に手首に巻いているスマートウォッチと体温計の相性は良さそうです。発熱は新型コロナウイルスなど多くの感染症を疑う症状の1つでそれなりの需要も予想されます。
スマートウォッチの体温測定機能は、AppleとSamsungが開発中のようです。特にAppleは今年秋に発売が予想されているApple Watch Series 8で搭載することを計画しているとのこと。
皮膚温度しか計測できないスマートウォッチ
Appleの未発表製品に関して多数の実績があるMing Chi-Kuoは、Appleは昨年発売したApple Watch Seriers 7で体温測定機能の搭載を計画したものの、仕様どおりに動くかをテストするEVTに入る前段階でアルゴリズムに問題が見つかったことから計画を中止したと伝えています。
新型Apple Watchが量産される前にアルゴリズムの問題が解消され、Appleの高い要求を満たすことができれば、Apple Watch Series 8で体温測定が可能になるのではないかと予想しています。
Kuoはスマートウォッチで計測できる体温の大きな課題について、皮膚温度が外気温に大きく左右されることを挙げています。脇や舌下に挟める体温計と違ってスマートウォッチは手首の表面温度しか計測できません。そこでアルゴリズムとハードウェアの連携が重要とのこと。
Appleだけでなく、Samsungも同じ課題に直面しているとのこと。これまでの噂では、今年後半に発売予定のGalaxy Watch 5が体温測定に対応すると報じられていますが、Kuoはアルゴリズムの限界から対応しない可能性があると伝えています。
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— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) May 1, 2022
The challenge in implementing precise body temperature measurement is that skin temperature quickly varies depending on outside environments. A smartwatch can't support core temperature measurement in terms of hardware, so it needs an excellent algorithm to work together.
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