auが新型コロナウイルスの感染拡大を受けてデータチャージの利用額を無償化すると発表した。実施期間は2020年4月1日から7月31日までの間と案内されていたが、8月31日までの延長が発表されている。
無償化は全国の教育機関の休校措置を踏まえて学生や子どものオンライン授業等を支援するために実施されるもので、対象者は25歳以下のユーザーに限定されている。
無償化対象のデータチャージ分は速度制限の対象に
データチャージ料金の無償化は2020年3月31日時点で25歳以下の契約者/利用者を対象にしたもの。加えて対象の料金プランに加入している必要がある。
無償化の対象は、契約しているプラン/データサービスの月間データ容量超過分のうち50GB分までのデータチャージ料金とテザリングオプション利用料。なお、auデータMAXプランなどの無制限プランにおいてもテザリングの通信量には上限が設定されているため無償化の対象になる。
無料化対象のデータチャージ分は繰り越しの対象外で翌月以降、順次利用できなくなる。また、通常は請求時に無償化されるが、月の後半にデータチャージした場合は、請求したあとに減算する場合がある。無償化対象のデータチャージを使用した通信は混雑状況によって速度を制限する場合があるとのことで注意が必要だ。
なお、3月31日時点で登録利用者が25歳以下の場合、対象のプランに新規加入すると2ヶ月間・月額料金が2,000円割り引かれる「U25データ通信料割引」については6月30日までの期間延長後、終了が発表されている。
UPDATE:2020/04/27 14:10KDDI広報部に問い合わせたところ、各月で最大50GBが無償化の対象とのこと。
UPDATE:2020/06/04 11:50コメントでの報告を受けてプレスリリースに“※無償化対象となるデータチャージについては、データチャージのタイミングが、月間データ量を超える前、超えた後のいずれの場合も対象です。”と追記されたことを確認した。
au広報部に問い合わせたところ仕様に変更はなく、4月から月間データ容量の超過前にチャージした場合でも各月50GBまで無償化になっているとのこと。これに合わせて本文の表現を修正しています。
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