人も探せるAndroidのデバイスを探す機能が「Find Hub」に変更。衛星通信にも対応へ
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

Androidでは、以前から「デバイスを探す」機能が提供されてきました。
当初は、別のスマートフォンやPCからウェブにアクセスし、地図上で紛失・盗難にあったAndroidスマートフォンの現在地を確認したり、音を鳴らしたり、遠隔で初期化することができました。
最近では、世界中のAndroidデバイスとBluetooth通信を活用することで、インターネット圏外のデバイスでも検出可能に。また、リアルタイムの位置情報を家族や友人と共有し、人の居場所を探すこともできるようになっています。
こうした機能拡張を受けて、Googleは「デバイスを探す」機能をFind Hubへとリブランディング。さらに、2025年後半には衛星通信への対応も予定しています。
スーツケースやスキー用品に内蔵も
Find Hubでは、これまで通りAndroidスマートフォンのほか、接続されたイヤホンやBluetoothトラッカー、人の位置情報まで探すことが可能です。
リブランディングと同時に、より多様な製品でFind Hubが利用できるようになることも発表されました。
- Mokobara:Find Hub内蔵のスーツケース
- Peak:Find Hub内蔵のスキー用品
- Pixbee:ディズニーテーマのBluetoothタグ
- moto tag:超広帯域(UWB)対応タグを活用した新しい周辺検索機能
圏外でも探せる、衛星通信対応
Find Hubでは、デバイスや人を探す方法も拡張されます。
これまでは、探す対象がインターネットまたは、世界中で10億台が稼働するAndroidデバイスを活用して構築された巨大な「デバイスを探すネットワーク」に接続されている必要がありました。
新たに衛星通信に対応することで、山奥や電波が届かない場所、人通りの少ない地域でもデバイスや人を探せるようになります。
例えば、登山中に離れてしまった友だちと合流する際にも、衛星通信を活用することで見つけやすくなるかもしれません。
さらに、航空会社との連携によって位置情報を共有することも可能となり、2026年初頭には紛失した手荷物の追跡がより簡単になる予定です。
コメントを残す