Google、2024年のGemini活用方法トップ10発表。1位は調べもの、勉強の手伝いやプログラミングも上位に
Googleが2024年のGemini活用方法トップ10を発表しました。
Geminiはスマートフォンでも使える生成AIアシスタント。会話形式で調べ物をして結果を表やグラフでまとめたり、入試問題を出したり、プログラミングのコードを生成することも可能です。
1位:事実に関する調べもの
今年もトップのGemini活用方法は「事実に関する調べもの」です。
- 元素の周期表や特徴、円周率の定義など物事を理解する調べ方
- 単一または複数の答えを探す調べ方
- 「モーツァルトが作曲した有名なオペラは?」
- 「光速は何キロメートル毎秒ですか?」
生成AI検索が人気の理由は、ウェブ検索に比べて答えに辿り着くまでのコストと時間の面で明らかに優れていることにあります。
これまでのウェブ検索では、検索結果からいくつものリンクを開いて記事を読み、自分が求めている答えを探す必要がありました。対して生成AI検索では、複数の記事をもとに簡潔な答えを会話形式で得ることができます。追い質問も簡単で、スピーディかつストレスなく答えを深掘りすることができます。
2位:雑談・おしゃべり
昨年6位だった「雑談・おしゃべり」が今年は2位にランクアップしています。
今年10月には「Gemini Live」が日本語に対応したことで、音声で気軽にやりとりできるようになりました。何気ない日常会話の相手としてGeminiがますます身近な存在になっています。
勉強の手伝いやプログラミングのサポートも
Geminiは学びの場でも活用されており、3位には「勉強の手伝い」がランクインしました。
「高校世界史のまとめ問題を一問一答形式で20問、記述形式で10問、作成してほしい。難易度は大学入試レベルで。まだ解答は見せないで。」というように、習熟度や好みの形式に合わせて具体的な指示を出すことで、Geminiに問題を考えてもらうこともできます。
5位には「プログラミング」もランクインしています。
例えば、「Pythonで簡単なゲームを作る方法を教えて」と依頼すれば、基本的なコードの書き方から実行方法まで教えてくれます。さらに、「このコードの効率を上げる方法を教えて」と聞いてコードを効率化したり、リファクタリングもできます。
コードの効率化をウェブ検索で調べて自分のコードに当てはめるのは手間がかかりますが、Geminiを使えば、コードに合わせた効率化が瞬時に完了するので筆者もよく利用しています。
アイデア出しや画像生成も
ほかにも買い物をするときに、AとBの違いを比較して表にまとめてもらう「買い物のための下調べ」や「アイデア出し」、「旅行のアイデア」がランクインしています。
- 「5歳の子供が、楽しみながら大掃除の手伝いをしてくれるゲームのアイデアを教えて」
- 「お正月で10人以上でできる面白いゲーム」
- 「お寿司とサッカーと宇宙にまつわるクリスマスの飾りつけ」
Googleは、Geminiを特定のトピックの専門家にしたり、自分が設定する目標に向けて改良できる新機能Gemを使ったテクニックも紹介しています。
例えば、9位にランクインした「翻訳」でGemを活用する場合、「旅行中の会話を翻訳してください。レストランでの注文、ホテルでのチェックイン、道案内など、旅行シーンで役立つフレーズをスムーズに翻訳し、発音も教えてください。」と詳細に設定することで、毎回これらの設定を入力することなく、シンプルなプロンプトを入力するだけで答えを得ることができます。
また、11位には「年賀状にぴったりな蛇のかわいい絵をつくって。2025の数字に体が曲がりくねっているデザインがいいな。」などと依頼することで、年賀状の作成にも役立つ画像生成の活用もランクインしています。
GeminiはApp StoreとGoogle PlayからGeminiアプリをダウンロードすることでスマホでも利用できます。Google Pixelなら電源ボタンを長押しすることで、好きなタイミングでいつでも起動できます。
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