Googleが今後数週間のうちに提供を開始する「Googleマップ」の最新アップデートを発表しました。待望の新機能は高速道路など有料道路の料金表示です。
Googleは2013年に地図アプリを開発するWazeを買収し、Wazeでは3年以上も前から有料道路の料金表示を開始。昨年8月にGoogleマップのプレビュープログラムメンバー向けに提供され、大きな注目を集めていた機能がついに正式提供されます。
有料道路の料金表示は時間帯など料金変動にも対応
Googleの説明によると、料道路当局が提供する信頼性の高い情報によって、ナビ機能を利用する際に目的地までの推定料金が表示されるとのこと。有料道路の料金には、曜日や時間帯など変動する要素も考慮されているとのこと。
もちろんオプションでの提供のため、有料道路を利用したくない場合は、ルートを非表示にすることも可能です。
有料道路の料金表示は今月から開始。日本、アメリカ、インド、インドネシアにおいて約2,000の有料道路の料金が表示されます。今後、さらに多くの国で対応する予定です。
iPhoneに新ウィジェット追加。Apple Watch単独で経路案内も
有料道路の料金表示に加えて、慣れない道や夜間運転などのストレスを軽減するために、信号や一時停止の標識、建物の形状や名所など目印になるものをルート上に表示し、一部の都市では中央分離帯や道路の形状、幅など詳細な情報の表示にも今後数週間のうちに一部の国で対応します。
iPhoneには新しいウィジェットが追加されます。
新しいピン留めウィジェットでは、よく利用するルートなど、Googleマップアプリ上でピンを付けた経路に素早くアクセスできるだけでなく、ホーム画面で到着時刻や乗り換えの時間、車移動時の推奨経路なども一目で確認可能。さらに、現行の検索機能付きウィジェットの小サイズ版も提供されます。
Apple Watchでは、iPhoneがなくても単独で経路の確認や自動ナビ、文字盤からタップ一発で自宅までのナビ機能が利用できる「Take me home」も利用できるとのこと。
さらに、SiriおよびSpotlightの検索からGoogleマップを呼び出すことも可能になります。例えば、「Hey Siri、道案内して」「Hey Siri、Googleマップで検索して」と話しかけて経路案内が可能になるとのこと。この機能は今後数ヶ月以内に利用可能になり、Siriの検索機能は夏以降に強化されると案内されています。
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