Googleが19日に開催した開発者向けのオンラインイベント「Google I/O 2021」の基調講演にてGoogleフォトに追加するいくつかの新機能を発表した。
パスコードで鍵をかけたロック付きのフォルダに写真や動画を保存すると鍵を開けないかぎり誰にも見られないようにできる「ロック付きフォルダ」は最も実用的な機能だったが、最も驚いたのは機械学習を活用して“動画写真”を作り出す「シネマティックモーメント」だった。
プロが何時間もかかる作業をたった一瞬で実現
通常、完璧な一枚(でなくともより良い一枚)を撮ろうとすると、何枚か連続して写真を撮影することになる。たとえプロのカメラマンだとしてもペットや子どもがカメラを向いた瞬間にシャッターを切るのは難しいはずだ。
そこでGoogleは機械学習を使って2枚の写真の間(ギャップ)を埋めて動画写真を作り出す新機能シネマティックモーメントを発表した。Googleはプロのアニメーターでも同じようなことをすると何時間でもかかるが機械学習を使えば一瞬で作り出せると説明する。
重要なのはシネマティックモーメントは最新のスマートフォンで撮影した写真でも、古いアルバムをスキャンした写真でも同じ画像の組合わせであれば有効であること。さらに、AndroidだけでなくiOS版のGoogleフォトでも利用できる。
気をつけるべき点があるとすれば2枚の写真は“ほぼ同じ”である必要があること。つまり、短時間のギャップは埋められても長時間のギャップを埋めることはできない。
When you’re trying to get the perfect photo, you usually take the same shot a few times. @GooglePhotos will use machine learning to fill in the gaps between two similar photos and create a vivid, moving image. 🎞️ These Cinematic moments will be available across Android & iOS. pic.twitter.com/c2BekFVhaB
— Google (@Google) May 18, 2021
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