Google、Pixelデバイス用のAIアシスタント「ピクシー」を開発か。Pixel 9に搭載の噂
- GoogleがPixelデバイス専用のAIアシスタント「Pixie」を開発中。
- Pixieはユーザーデータを使用しパーソナライズされた提案を行う。
- リリースは早ければPixel 9とPixel 9 Proで、Google I/Oで発表の可能性あり。
Googleが新しい高性能AIモデル「Gemini」(ジェミニ/ジェミナイ)シリーズを公開し、最も規模の小さなGemini nanoを搭載したPixel 8 Proでは、レコーダーアプリに音声書き起こしの要約機能が追加され、文字入力アプリのGboardには文脈を読み取って返信する文章を提案するスマートリプライ機能が追加されました(レポート記事)
オンデバイスで動作するGemini nanoに加えて、データセンターで動作する高性能なGemini Proも公開され、開発者はChatGPTよりもかなり安い料金でAPIを通じて生成AIを利用することができます。2024年はGemini Proを導入したアプリも増えるでしょう。
さらに、GoogleはPixelデバイス専用のAIアシスタント「Pixie」(ピクシー)を開発しており、来年秋ごろの発売が予想されるPixel 9に導入されるかもしれません。
高いパーソナライズが特徴に
The Informationのレポートによると、GoogleはPixelデバイス用の「Pixie」を開発しているそうです。
ポケモンでもおなじみの小さな妖精を意味するピクシーの詳細は不明ですが、GmailやGoogleマップなどGoogleアプリから得られるユーザーデータを利用することで、Googleアシスタントに比べてパーソナライズされたヘルプや提案を行うことを目的にしているとのこと。
なお、Googleは同じAIアシスタント機能としてGoogleアシスタントに生成AIのBardを導入した「Assistant with Bard」(AWB)を今年10月に発表しています。
AWBでは旅行の計画を立てたり、受信箱に埋もれているメールの発掘、買い物リストの作成などが可能。画像入力にも対応していて、例えば子犬の写真を撮影してAWBに連携すると、SNSに投稿することを予測してハッシュタグ付きでキャプションを生成してくれます。
AWBのリリース時期は今後数ヶ月以内で、AndroidとiOSで利用可能と案内されているのに対して、ピクシーはPixelデバイス専用のアシスタント機能で、リリース時期が早ければPixel 9とPixel 9 Proと報じられているため、AWBとピクシーは同一のAIアシスタントではないようです。
Googleは毎年5月ごろに開発者向けのビッグイベントGoogle I/Oを開催していますが、ピクシーはPixel 8aの発表とともにそこで頭出しされるかもしれません。
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