本日3月20日、Googleがゲームアプリをダウンロードすることなく、お試しプレイが可能な「Google Play Instant」が利用可能になった。対象となるのはGoogle Playで公開されている一部のゲームアプリ。今後、対応コンテンツを拡大させる。
すぐにゲームを始められる「Google Play Instant」
ゲームアプリは一般的なアプリと比べると遥かに容量が大きくダウンロードに時間がかかる。また、アプリのダウンロードが終わっても起動直後に最新コンテンツのダウンロードが始まるためストレスを感じることも少なくない。ダウンロードが完了するまでに他のアプリを触ったり、スマートフォンを置いてテレビを見るなどダウンロードの完了までに離脱してしまうユーザーも多いはずだ。
そこで登場するのが「Google Play Instant」だ。Google Play Instantに対応したアプリであれば、ダウンロード対象のコンテンツが最大10MBに制限されるためユーザーはすぐにゲームを始められる。開発者にとってもユーザーを逃さないといった大きなメリットがある。
Googleによれば、昨年スマートフォンやタブレットにゲームアプリをインストールしたAndroidユーザーはほぼ倍増しており、成長の約40%はブラジル、インド、インドネシア、メキシコといった通信速度が高速ではない新興市場だったそうだ。「Google Play Instant」はそういった新興市場の成長も押し上げるだろう。
なお、「Google Play Instant」は、現在クローズドベータ版の段階で対応アプリはクラッシュ・ロワイヤル、Word With Friends 2、マイティ・バトルズ、NYTimes-クロスワード、Paper Footballなどに限定されている。対応アプリが増える正式公開時期は今年後半になる予定だ。
クローズドベータ版に参加してGoogle Play Instantを体験するには「Google Playゲーム」を起動してアーケードタブ内にある“Instant Gameplay”で「プレイ」ボタンを押せばいい。クラッシュ・ロワイヤルを試したところ体験プレイがスタートし、体験を終えるとアプリをインストールするか、次のバトルを開始するかといった選択肢が表示された。
コメントを残す