テイラー・スウィフトと一騒動も無事解消してアップルが提供する定額制の音楽配信サービス「Apple Music」のスタートまで1週間を切りました。
定額制の音楽配信サービスがようやく普及し始めた日本国内でもApple Musicは話題となっていますが、もちろん海外でも大きな話題になっていて、Apple Musicのスタートを首を長くして待っている人は世界中にいるはず。
そんな雰囲気を変えるべく、グーグルは本日から有料で提供する音楽配信サービスの一部を無料で公開することを発表しました。
グーグル、広告の配信と機能制限で無料の音楽配信サービスを提供
グーグルが発表したのは、これまで月額9.99ドルで提供してきた「Google Play Music」の無料版となる「ad-supported version」
具体的にはこれまで有料会員のみが利用できたラジオステーション機能を無料で利用できるかわりに広告を掲載するほか、オフラインでの再生や一部の楽曲が試聴できないといった制限をかけるとのこと。
すでにウェブサイト向けのGoogle Play Musicでは提供が始まっており、AndroidとiOS向けには今週中にも提供されると案内。また、サービス開始当初はアメリカのみで利用可能となっているほか、Google Play Musicは日本で正式提供されていないサービスとなっています。
無料の音楽配信サービスは、Apple Musicへの対抗となるか
グーグルは「Google Play Music」の機能をフルで利用できる月額9.99ドルの有料プランにおいて、30日の無料期間を設けていますが、長期的に利用できる無料のサービスを提供することで、より長くGoogle Play Musicを楽しんでもらい、満足したユーザーを有料プランに移行させたいという狙いがあるようです。
もちろん、Apple Musicを利用したいと考えているユーザーを獲得したいという狙いもあり、だからこそこのタイミングで無料サービスを発表したはず。Apple MusicはiOSだけでなく、今年秋にはAndroidでも利用可能とアナウンスされているためグーグルにとっても脅威のサービスになります。
広告&無料のサービスでApple Musicの利用を検討しているユーザーを食い止められるのかは少々疑問ですが、はてさてどうなるでしょうか。
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