グーグルは、モバイル向けに公開している検索結果ページが「AMP (Accelerated Mobile Pages) 」に対応したことを正式に発表しました。
最近のスマホ向けのウェブページでは、高解像度の画像や動画、広告などデータ容量の大きいコンテンツが多数挿入されるようになり、表示されるまでに時間がかかってストレスを感じることもありますが、広告ありでも爆速で表示できるのが「AMP」です。
グーグル、モバイル向けの検索結果に爆速表示が可能なAMP対応ページの掲載を開始
スマートフォンでグーグル検索を利用すると、「トップニュース」にニュース記事が横方向にズラッと並びます。AMPに対応した記事であれば、記事名の下にAMP対応を示す雷のアイコンが表示されます。
AMP対応の記事をタップすると、通常のページデザインとは異なるページが表示されます。テキストなど軽量のコンテンツはページ読み込み時に表示されますが、広告や画像など読み込みに時間のかかる重いコンテンツは遅延されて表示されるため、爆速で表示され、ストレスなく読み進めることができます。
なお、AMPのページはウェブサイトの運営者が対応する必要があります。日本では朝日新聞や毎日新聞、産経デジタルがAMPをサポートしています。
ユーザーに負担がなく爆速表示を実現するグーグルの「AMP」は、アップルの広告ブロックに勝てるか
今のところAMPはニュース記事向けとされているため、目に触れる機会は限定的ですが、速く読みたいニュース記事が爆速で表示されるためユーザーはもちろん、広告も表示できるため、ニュースサイトの運営者にとっても明るい話題です。
アップルやサムスンが推し進める広告ブロックは、アプリのインストールと事前設定が必要になるため、なかなか普及が進まず、ブロックとブロック返しのイタチゴッコになっていますが、AMPは運営者の負担のみでユーザーの負担がないので、今よりもカンタンに導入できるようになれば急速に普及していくものと思われます。
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