Google Playの支払いに関するポリシーが明確化されたことで、Android版Kindleアプリ上で電子書籍を購入することが不可能になりました。
これまではKindleアプリ上で電子書籍を購入すれば、どこにも移動することなく、同じアプリ上ですぐに読むことができましたが、これからはブラウザなど別の場所で購入した後、Kindleアプリを起動して読む必要があるため、かなり面倒です。
この記事では、Android版Kindleアプリから電子書籍の購入機能が廃止された後でも、Kindleアプリ上で電子書籍を購入する方法をまとめています。
目次
Amazon版のKindleアプリから購入機能が削除された理由とは?
Android版のKindleアプリから電子書籍の購入機能が削除された理由は「Google Playのお支払いに関するポリシー」の変更と明確化です。
「Google Playのお支払いに関するポリシー」では、Google Playで有料のアイテムやサービスを販売する場合、許可されている場合(第3項または第8項に該当する場合)を除いて、売上の30%を徴収されるGoogle Playの課金システムを使用する必要があります。
しかしながら、Google Playストアで公開しているデベロッパーのうち過去12ヶ月の間にデジタルコンテンツを販売した開発者は3%未満で、このうちの97%がGoogle Playの課金システムを利用しているものの、3%については課金システムを利用していないとGoogleは説明しています。
つまり、ごく少数ながらポリシーを遵守せず、見逃されていたデベロッパーがいて、Amazonもその1つだったということです。
Googleはポリシーを遵守していないアプリのアップデート申請を受け付けなかったため、Android版のKindleアプリも3月9日を最後にアップデートが止まっている状態でした。
Googleは2022年6月1日時点でポリシーを遵守していないアプリをGoogle Playから削除すると案内したことで、日本時間6月1日未明に公開されたバージョン8.58にて電子書籍の購入機能を削除しました。
ちなみに、iOS版のKindleアプリでは、2011年に電子書籍の購入機能が削除されています。
Amazonアプリストア版のKindleアプリは購入機能が使える
Appleはサードパーティによるアプリストアの提供を認めていませんが、AndroidではGoogle Playストア以外のアプリストアも利用できます。
例えば、App Storeからアプリが削除されたフォートナイトは、同ストアから新規ダウンロードが不可能になりましたが、Androidでは開発元のEpic Gamesが提供するアプリストアからフォートナイトを自由にダウンロード可能です。
Amazonが提供している「Amazonアプリストア」で公開されているKindleアプリは、最終更新日が3月19日のバージョン8.53で、電子書籍の購入機能が削除されていません。
Amazonは電子書籍の購入機能が削除されたKindleアプリにて、ウェブ版のKindleストアを利用するよう案内していることから、今後どのように変更されるかは不明ですが、少なくとも現時点ではAmazonアプリストア版のKindleアプリ上で電子書籍を購入できます。
Amazonアプリストア版のKindleアプリを利用する
Amazonアプリストアのダウンロード
- STEP 2
Amazonアプリストアのダウンロード
- STEP 3
ダウンロードの許可
- STEP 4
Amazonアプリストアのインストール
- DONE
Amazonアプリストア版のKindleアプリをダウンロード
Google Playストア版とAmazonアプリストア版のKindleアプリを同時にダウンロードすることはできないので、事前にGoogle Playストア版のKindleアプリを削除しておきましょう。
- STEP 1
Amazonアプリストアの起動
Amazonアプリストアを起動後、検索ボックスでKindleを検索して「入手」ボタンをタップします
- STEP 2
アプリのインストール許可
- STEP 3
Amazonアプリストアの選択
- STEP 4
提供元のアプリを許可する
- STEP 5
Kindleアプリの検索
- STEP 6
Kindleアプリのインストール完了
- DONE
Amazonアプリストア版のKindleアプリで電子書籍を購入する
- Amazonアプリストア版のKindleアプリで電子書籍を購入する
- Kindleアプリを起動する
- ストアタブに移動する
- 購入した電子書籍を検索
- 「注文を確定する」ボタンをタップする