米商務省がスマホ出荷世界2位のファーウェイとその関連会社に対して、米企業が手がける部品やソフトウェア、技術の輸出を事実上禁止する措置を発表した。
これによってファーウェイのスマートフォンはAndroid QへのOSアップデートが不可能になるとされていたが、ファーウェイは17のデバイスに対してOSアップデートをリリースすることを約束した。
OSアップデート宣言でキャリアからの販売に動きは?
「HUAWEI ANSWERS」で、“お客さまへの約束”という形でメッセージを始め、ファーウェイのすべてのスマートフォンとタブレットに今後もセキュリティパッチとAndroidアップデートが提供されるだろうと宣言した。
また、P30シリーズなどはAndroid Qにもアップデートできると明言。実際にMate20 Proではベータ版のAndroid Qが利用できるとした。具体的には以下の17機種にAndroid Qがリリースされるという。
- P30 Pro
- P30
- Mate 20
- Mate 20 Pro
- PORSCHE DESIGN Mate 20 RS
- P30 lite
- P smart 2019
- P smart+ 2019
- P smart Z
- Mate 20 X
- Mate 20 X (5G)
- P20 Pro
- P20
- Mate 10 Pro
- PORSCHE DESIGN Mate 10
- Mate 10
- Mate 20 Lite
HUAWEI ANSWERSではあらゆる消費者の不安を解消しようとしている。HUAWEIのデバイスでは、GmailやYouTubeなどGoogleアプリが使用できなくなるともされていたが、すでにファーウェイのスマートフォンを購入した人、これから購入する人もこれまでどおりアプリにアクセスできるとのこと。
アフターサービスに変更がないこと、これからもすべてのデバイスが変わりなく機能すること、これからもスマートフォンを販売し続けるとしている。
HUAWEI P30シリーズは日本国内のキャリアからも販売される予定だったが、現在は予約受付を停止している。この宣言を受けてキャリアがどう動くのか楽しみ。
ただし、ファーウェイは禁輸措置が実行されるまでの猶予状態にある。Googleは米政府に対してファーウェイにAndroidを継続的に提供できるよう働きかけていると報じられていたが、それが成功したことで今回のような発表になったのかは不明。猶予期間は8月に終了する。
UPDATE:2019/06/28 17:22日本語版のHUAWEI ANSWERSが*公開*されました。
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