iPadが発売された同じ年に登場したInstagramですが、リリースから間もなく12年経とうとしている今でもiPadアプリは存在していません。
新型コロナウイルスの感染拡大によって在宅ワークやオンライン授業の機会が増えたことで、iPadの売り上げも大幅に伸びていますが、Instagramによれば、iPadアプリを作るにはまだユーザーが足りないそうです。
iPadアプリは小機能と同じ程度の優先順位
レビュー動画で何度もInstagramのタブレットアプリを欲しているYouTuberのMKBHDことMarques Brownleeが「2022年になってもいまだにiPad用のInstagramアプリが存在しない」とツイートすると、インスタグラムのAdam Mosseriは「よく言われること」とiPadアプリの需要が一定数あることを認めた上で、開発のリソースが限られていて、ほかにやらなければならないことが多く、高い優先順位をつけるほどの人数ではないと返答しています。
Yup, we get this one a lot. It's still just not a big enough group of people to be a priority. Hoping to get to it at some point, but right now we're very heads down on other things.
— Adam Mosseri (@mosseri) February 27, 2022
良いアプリがあれば人数も増えるのではないかと返すMKBHDに対して、MosseriはiOS、Android、ウェブ、Instagram Liteのなかで最も人数が多いのはAndroidだと返答。つまり遠回しにiPadユーザーがそれほど多くないと言ってるわけです。
MosseriはiPadアプリをリリースする可能性について肯定はしているものの、ダークモードのサポートや予約投稿、複数投稿から1枚の写真を削除する機能と同じ“finally features”として位置付けていると語り、iPadアプリの優先順位がインスタグラムの小さいな機能と同等であることをツイートしています。
いずれにしてもインスタグラムのiPadアプリが近い将来リリースされることはなさそうです。