日本時間12月9日、インスタグラムはフィードを時系列順に並べ替えできるオプションを2022年に提供すると発表しました。
インスタグラムは2016年にフィードにアルゴリズムを導入し、どのくらい最近シェアされたのか、投稿をシェアした人との関係性、投稿に関心を持ちそうかなどの要素にもとづいて「関心が高い順」に投稿を表示するよう並び替えていました。
アルゴリズムフィードの問題とは
インスタグラムは、新たな選択肢を設けることでユーザーが自分にとって最適な方法を選べるように、フォローしている人の投稿を時系列で表示するオプションを開発中と発表しています。
フィードの並び順が強制的に関心が高い順から時系列順に変更されるのではなく、あくまでもオプションとして提供することを強調しています。つまりTwitterと同じように並び順を選べるということ。
Twitterでは、並び順を変更する方法が複雑化したり、タイムラインの並び順が勝手に時系列順からアルゴリズム順に変わるなど不満もあります。インスタグラムではどのように並び替えができるのか、自動でタイムラインの並びが戻されるのかなどは現時点では不明。2021年の初めに詳細を発表するとしています。
Instagramは、2016年にフィードの並び順を変更したときに、時系列順のフィードは70%もの投稿が見逃されていて、関心が高い順ではいいね!やコメントの件数が増えたと報告していました。
エンゲージメントが下がるにも関わらず、なぜフィードの並び順を変更できるオプションを提供するのか。これは最近になってアルゴリズムによって偏った投稿が表示されることがユーザーに対して悪影響を及ぼしているのではないかと指摘されていることが原因です。
例えば、ダイエット関連の投稿を見ているユーザーに対して、アルゴリズムによってダイエット関連の投稿をフィードの上の位置に集中的に表示した場合、ますますダイエットにのめり込んで健康に害を及ぼす可能性があります。
オプションとして提供する以上、アルゴリズムフィードの問題が解消されることはありませんが、ユーザーの手によってアルゴリズムフィードの問題を回避することが可能になります。
We want to be clear that we’re creating new options — providing people with more choices so they can decide what works best for them — not switching everyone back to a chronological feed. You can expect more on this early next year!
— Instagram Comms (@InstagramComms) December 8, 2021
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