Appleが日本時間6月6日2時から開催するWWDC2023の基調講演では次期ソフトウェアの発表が予告されており、iOS 17の発表が確実視されています。
当日の発表ではいくつかの新機能と対応機種も発表されるでしょう。
インターフェースに大幅な変更があると報じられているwatchOS 10とは対象的にiOS 17は小幅なアップデートになるとみられており、多くの機種がアップデート対応機種に含まれると予想されますが、iPhone XとiPhone 8、iPhone 8 Plusについてはアップデートを打ち切られるかもしれません。
iPhone XS|XRでは使える新機能が限定的に?
今回の情報源は複数の海外メディアが実績のある情報筋とする人物。限られたアカウントのみが閲覧できる非公開のアカウントでツイートされているようです。
iOS 17非対応と報じられているiPhone X、iPhone 8、iPhone 8 Plusの3機種は2017年9月または11月に発売されたA11 Bionicチップを搭載したモデルです。
MacRumorsはA5からA11 Bionicまでを対象にアップデートでは修正不可能な脆弱性が発見されており、脆弱性を利用した脱獄等が永遠に可能であると指摘。
この脆弱性が発見されたのは4年も前のことでアップデートの打ち切りと直接的な関係はなさそう。ただし、脆弱性のある機種に対して積極的かつ長期的なアップデートを行わなくても何ら不思議ではありません。
また、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone SE、iPod touchといった大量のモデルがアップデートを打ち切られたiOS 16に比べればかなり良心的ですが、最近のiOSは新機能を提供するモデルを絞ることが多いです。
例えば、iOS 16ではAIが画像の中の人や犬などのペットを識別してカンタンに切り抜きができる機能もA12 Bionic以降を搭載したiPhoneでのみ利用できました。
ほかにも動画を一時停止して映像の中のテキストをコピーしたり翻訳、共有できる機能や音声入力とキーボードを同時に使う機能もA12 Bionic以降のモデルに限定されていたことを考えると、今度はA12 Bionicを搭載したiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XRではiOS 17で追加される複数の新機能が使えなくても不思議ではありません。
iOS 17のアップデート対象外となる機種を使用している人や新機能の追加が限定的になりそうな機種を使っている方は今年秋に発売が噂されるiPhone 15シリーズの最新情報をチェックしておくことをおすすめします。
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