今年秋に配信予定と案内されているiOS 16とiPadOS 16は、今年も9月に登場すると予想されていましたが、AppleはiPadOS 16の配信時期を1ヶ月遅らせることを計画しているのかもしれません。
WWDC2022で一部機能が披露されたiPadOS 16は、マルチタスキングに注力したアップデートで、macOSにも提供される新しいマルチタスキングUIの「ステージマネージャー」やMacのように自由なウィンドウサイズで複数のアプリを同時起動できる機能が追加され、外部ディスプレイと繋いで作業スペースを大幅に拡張することが可能になります。
iOS 16とwatchOS 9は9月登場
AppleはiPadOS 16の発表直後にベータ版の提供をスタートしましたが、例年9月に設定されているリリース時期の1ヶ月前になっても、開発者やテスターから多くのバグが報告され、使いにくい複雑なインターフェースに対して多数の批判が寄せられている状態です。
Bloombergによると、こういった状況を受けてAppleは、iPadOS 16の配信時期を10月にずらし、iOS 16の正式配信後に空く開発リソースをiPadOS 16に注ぎ込むとレポートしています。
iPadOS 16のリリースが10月にずれ込むことで、M2チップを搭載した新型iPad Pro、ようやくLightningを廃止して、USB-C端子にスイッチする低価格iPadの発売とOSの配信時期が近くなることも予想されていますが、Appleはこれらの計画についてコメントしなかったとのこと。
なお、史上最大のアップデートとなるロック画面や横向きでも認証できる顔認証Face ID、簡単に人や動物を切り抜きできる強力な写真の編集機能が追加される「iOS 16」に加えて、ワークアウトや睡眠トラッキングが大幅に強化され、新しい文字盤やコンプリケーションの追加、服薬管理が可能になる「watchOS 9」も9月にリリース予定と伝えられており、両OSの開発は順調に進んでいるようです。
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