Appleが今年秋に発売する新型iPhone(仮称:iPhone 12)は全4機種のラインナップですべてのモデルが5Gをサポートすると噂されている。
いち早く5Gに対応したAndroidスマートフォンでは電池容量が大幅に増加している。Galaxy S20シリーズは10〜20%増加、Xperia 1 IIも25%も増えた。
Phone 12シリーズも電池容量が10%増加すると報じられていたが、認証機関が公開した資料からは電池容量が減少することが判明している。
「iPhone 12」の電池容量は2,227mAh?
mysmartpriceがデンマークのDemko、中国のCCC、韓国のSafety Koreaが公開した資料からiPhone 12シリーズの電池容量を伝えている。
認証機関を通過したのはモデル番号がA2471、A2431、A2466のバッテリー3つ。それぞれの電池容量は2,227mAh、2,775mAh、3,687mAhとなっている。
mysmartpriceはA2471は「iPhone 12」、A2431は「iPhone 12 Max」と「iPhone 12 Pro」、A2466は「iPhone 12 Pro Max」に搭載されると予想。まとめると以下のようになる。
- iPhone 12 (5.4インチ)
- A2471: 2,227mAh
- iPhone 12 Max (6.1インチ)
- A2431: 2,775mAh
- iPhone 12 Pro (6.1インチ)
- A2431: 2,775mAh
- iPhone 12 Pro Max (6.7インチ)
- A2466: 3,687mAh
- iPhone 11 (6.1インチ)
- 3,110mAh
- iPhone 11 Pro (5.8インチ)
- 3,046mAh
- iPhone 11 Pro Max (6.5インチ)
- 3,969mAh
「iPhone 12 Max」と「iPhone 12 Pro」は画面サイズ/本体サイズが同じであることから同じモデル番号のバッテリーを共有すると考えているようだ。なお、3つのバッテリーがiPhone 12シリーズに搭載される証拠はなくあくまでも予想になっている。
もし上記の予想があたった場合は、昨年発売されたiPhone 11シリーズから電池容量が大きく減少する。6.1インチモデルの「iPhone 11」は3,110mAhのため約1割減になる。
冒頭で書いたとおりAndroidの5Gスマートフォンは電池容量を1〜2割も増やしているため電池持ちが心配だ。5Gに加えてProモデルには消費電力の高いリフレッシュレート120Hzのディスプレイが搭載されるとの情報もある。
新しいA14プロセッサの低消費電力化が進むという楽観的な意見もあるが、今年春に発売された新しいiPhone SEはA14チップを搭載しながら同じバッテリー容量と3年前のチップセットを搭載したiPhone 8とほぼ同じ電池持ちとAppleは説明している。レビュー記事でも書いたように新しいiPhone SEの電池持ちはまぁまぁだ。
プロセッサの低消費電力化が進んでも電池容量が1割も減少してしまえばキャッチアップできるとは考えにくい。全機種5Gに対応するiPhone 12シリーズの電池持ちは相当悪くなるのではないだろうか。
ただ、日本国内では5Gが始まったばかりでエリアはごく一部に限定されている。5Gの電波を掴んだり、4Gと5Gを行ったり来たりすることがほぼないため、エリアが狭いうちは5Gが原因で電池持ちが悪化したな、と感じることはないかもしれない。
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