今年秋に発売される新型iPhone(仮称:iPhone 12)では、画面サイズの異なる4機種のラインナップになると報じられている。
“Pro”シリーズの上位2機種には、新型iPad Proに搭載されたToFレンズ「LiDARスキャナ」が搭載されるようだが、手ブレ補正においてはProシリーズ間でも差別化されるかもしれない。
センサーシフト式の手ブレ補正に対応
Appleの未発表製品に関して最も信頼できるMing−Chi Kuoの最新レポートによると、「iPhone 12 Max Pro」となるであろう6.7インチのディスプレイを搭載する新型iPhoneには、より多くの光を取り込める大型のイメージセンサーを搭載するようだ。
カメラはセンサーシフト式の手ブレ補正に対応するという。センサーシフト式の手ブレ補正は、名前のとおりジャイロセンサーで手ブレを検知して、ブレを打ち消すようにイメージセンサーを移動することで手ブレを補正する技術。
現在のスマートフォンではレンズを移動させるレンズシフト式が主流だが、センサーシフト式は小型化・薄型化が可能になるほか画質向上も期待できる。
また、イメージセンサーが手ブレに対応するセンサーシフト式であれば、すべてのレンズに光学式手ブレ補正を適用できる。iPhone 11シリーズでは、広角レンズと望遠レンズが光学式手ブレ補正に対応しているが、超広角レンズは対応していない。
Max Weinbachはすべてのレンズがナイトモードに対応するとツイートしていたが、手ブレが起きやすい夜景撮影と数秒〜数十秒間の固定が必要なナイトモードにおいては光学手ブレ補正は必要だ。
iPhone 12シリーズがセンサーシフト式の手ブレ補正に対応するとの噂はこれが初めてではなく、昨年12月にDigiTimesも6.1インチと6.7インチモデルに搭載されると報じていた。ただ、Kuoによれば今年は6.7インチモデルに限定され、2021年のiPhone 13シリーズで対応機種が拡大するとのこと。
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