Appleが数週間後に正式発表すると噂されている新型iPhone(仮称:iPhone 13)は、最新のチップセットを搭載し、パフォーマンスの向上とそれに伴う機能追加が期待されている。
DigiTimesのレポートによれば、チップの開発元であるTSMCの製造コスト増加によってAppleがiPhoen 13の販売価格を値上げする可能性があるとのこと。
昨年発売されたiPhone 12は、5G対応や最新のチップセット、有機ELディスプレイによって部品コストがiPhone 11に比べて21%増加したと報じられた。コスト増によって販売価格(128GB、発売時の価格)も79,800円から90,800円に値上げされたが、今年も値上げされるかもしれない。
10万円を超える機種がさらに増える?
DigitTimesによると、TSMCが最大20%の値上げを顧客に伝えているとのこと。これに伴い、新型iPhoneやその他製品の価格を値上げする可能性が高いと報じている。
TSMCの値上げは2022年1月から適用されるため、iPhone 13の発売よりも後になるが、コスト増に合わせた値上げが考えにくいことから、Appleは値上げを見据えて価格を設定するものと予想される。
サブ7nmプロセス製造のチップは3〜10%の値上げが見込まれていて、Appleは3〜5%の値上げの影響を受けるとのこと。製品価格にどれほど反映されるかはわからない。
For TSMC's advanced sub-7nm process technologies, quotes will rise by 3-10%, the sources indicated. Apple, the biggest client of TSMC with its orders accounting for over 20% of the foundry's total wafer revenue, will experience a 3-5% price hike, the sources said.
これまでの噂によれば、Appleが来月にも発売されるiPhone 13シリーズは、昨年と同じ4機種のラインナップで、すべてのモデルに5nmプロセス製造のA15チップが搭載されるようだ。
最新のゲームやARを快適にプレイするための描画性能と写真や動画を高画質化するAI性能が大幅にアップし、動画撮影時でも背景をぼかせる「ポートレートビデオ」やApple ProRawの動画版であるApple ProResに対応するとの噂がある。
昨年発売されたiPhone 12シリーズの販売価格は、iPhone 12 miniが82,280円〜、iPhone 12が94,380円〜、iPhone 12 Proが117,480円〜、iPhone 12 Pro Maxが129,580円〜のため、値上げによって多くの機種が10万円を超えるかもしれない。
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