Appleが今年秋に発売する新型iPhone(仮称:iPhone 13またはiPhone 12s)では、カメラがアップグレードされる可能性があるようだ。
昨年発売のiPhone 12シリーズでは、ナイトポートレート撮影や高速かつリアルなAR体験を実現するLiDARスキャナが追加され、広角カメラはより明るく手ブレが強化され、望遠レンズはズーム倍率が伸びるなどの進化があったが、超広角レンズには進化がなかった。
iPhone 13シリーズでは昨年進化のなかった超広角レンズがアップグレードされるという。
iPhone 13 Proは望遠レンズもグレードアップ?
Barclaysのアナリストレポートによると、iPhone 13シリーズでは全機種にf/1.8の超広角レンズが搭載されるとのこと。これまでのiPhoneにはf/2.4の超広角レンズが搭載されてきた。
絞り値がf/2.4からf/1.8に向上することで、レンズがより多くの光を取り込んでノイズの少ない明るい映像を撮影可能になる。暗い店内やイルミネーションを背景に写真を撮影する時にキレイな仕上がりになるはず。
超広角レンズの性能がアップグレードされるという情報は今回が初めてではない。過去にも多くの実績があるMing-Chi Kuoが同様の情報を伝えていた。
ただし、アップグレード対象の機種としてはiPhone 13 ProおよびiPhone 13 Pro Maxとなり得るProモデルに限定されるとレポートしていた。どちらが正しいのかわからないが、アップグレードの対象機種については一致していない。
Ming-Chi Kuoによればアップグレードされた超広角レンズがPro以外のモデルに搭載されるのは2022年以降とのこと。
また、iPhone 13 Proは超広角レンズだけでなく望遠レンズも進化するようだ。
iPhone 12 Proの望遠レンズは焦点距離52mm、f/2.0だったが、iPhone 13 ProではiPhone 12 Pro Maxと同じ焦点距離65mm、f/2.2になるとのこと。進化ポイントをわかりやすく言えばズーム倍率が2倍から2.5倍に伸びることで、より遠くの被写体を画質の劣化が少なく撮影可能になり、人物を対象にしたポートレート撮影もよりカンタンになる。
これまでの噂によれば、iPhone 13シリーズは同じ画面サイズの全4機種のラインナップで、カメラのレンズ数も変わらないようだ。
一方でProモデル限定のLiDARスキャナとiPhone 12 Pro Maxに限定されている強力な手ブレ補正を実現するセンサーシフト式の光学手ブレ補正がすべての機種に搭載されると噂されている。
コメントを残す