iPhone Foldの発売待たず、3割が折りたたみスマホに買い替え検討か
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

Samsungが折りたたみスマートフォンを発売してから7年。最新の「Galaxy Z Fold7」は、軽量化と薄型化によって“閉じればスマホ・開けばタブレット”という2in1体験を完成形に近づけ、ようやく多くの人に勧められる1台になりました。
折りたたみスマートフォンへの注目度は今後さらに高まっていくことが予想されます。
一方でAppleは来年、初の折りたたみiPhoneを発表すると見られていますが、SellCellが米国iPhoneユーザー2,000人を対象に行った調査では、3割がそれを待たずに今年中に折りたたみスマートフォンへの買い替えを検討していることが明らかになりました。
約7割がiPhone 17シリーズへの買い換え検討
調査によると、iPhone 17シリーズへの買い替えを検討しているのは68.3%で、昨年のiPhone 16シリーズから増加しています。

一方で、iPhoneユーザーのAndroidと折りたたみスマートフォンへの関心も高まっているようです。
Androidに対しては、51%のユーザーが以前よりも魅力を感じると回答。その理由はAI(13%)、価格(11%)、カメラ(11%)、折りたたみデバイス(9%)となっています。
また、折りたたみスマートフォンに関する調査では、Appleから今年発売されない場合、3割が買い替えを検討すると回答。その内訳は2割がGalaxy Z Foldシリーズ、1割がGoogle Pixel Foldシリーズに興味を示しました。
さらに、スマートフォンの買い替えにおいてAI(写真や編集ツール、Siri等)がどれほど重要かを問う質問では、44%が「とても重要」と答えています。
iPhone 17 Airの購入検討は最下位
こうした数字はあくまで「検討」レベルとはいえ、あまりにも高いことから、9to5Macは調査対象を“今年買い替えを予定している層に限定したのではないか”と指摘しています。調査時期が8月となっているため、追加関税を前にした駆け込み需要も影響していると考えられます。
それでも、多くのiPhoneユーザーが「AI」と「折りたたみ」という分野に強い関心を示している点は注目に値します。
Googleは最新のPixel 10シリーズに「マジックサジェスト」や「カメラコーチ」といったAI主導の機能を搭載し、Samsungは折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold7」でこの夏の話題をさらいました。
こうした流れを踏まえれば、iPhoneユーザーが関心を寄せるのも自然なことです。
一方でApple IntelligenceによるSiriの大幅な進化は来年まで持ち越し。今年登場するのは、折りたたみではなく超薄型の「iPhone 17 Air」とされています。
今回の調査では、iPhone 17 Airに関心を示したのは13.5%と最下位。iPhone初のAirシリーズで、正式発表もされていない段階では、どういったモデルになるのか想像しにくいため、発表後は結果が大きく変わる可能性もあります。
いずれにしてもminiシリーズのように発売直後は注目を集めると思いますが、長期的にラインナップとして定着するでしょうか。
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