日本時間の来月14日発表が噂される新型iPhone(仮称:iPhone 15)では、Lightningの廃止→USB-Cへの移行と同時にデザインもアップデートされ、ディスプレイのまわりを囲う黒いフチーーいわゆるベゼルがスマートフォン史上最薄レベルに改善されると報じられています。
現行モデルの幅2.2mmから幅1.5mmにまで薄くなり、ベゼル幅が30%以上も縮小することになります。
数値だけ並べられてもどれぐらい見た目が変わったのかわかりませんが、一目でわかる画像を9to5Macが公開しています。
ベゼルの縮小によりサイズは小型化
ベゼル幅の違いはiPhone 14 Proのモデルと比べても明らかでスタリッシュさが増しています。特にiPhone 11 Proから買い換える場合はノッチからダイナミックアイランドへの変化もプラスされて別物のように感じるはず。
なお、ノッチからダイナミックアイランドに変わることによって、バッテリー残量の低下を知らせる邪魔な通知や、アプリアイコンを変えたショートカットを起動した時に表示される通知も大幅に改善されます。
ベゼルの大幅な縮小は、Apple Watch Series 7で採用されたLIPO技術をiPhoneに応用することで実現するものです。
Appleはベゼル幅を縮小することで、本体サイズを変えずに画面サイズを大型化するか、画面サイズを変えずに本体サイズを小さくするか選択することが可能で、Apple Watch Series 7では画面サイズをわずかに大きくすることを選びました。
しかし、iPhoneにおいては本体サイズを小さくすることで持ちやすさを向上するようです。
元々の画面サイズが小さいApple Watchにおいては、画面サイズをわずかでも大型化させることでユーザーにそれなりの購入動機を与えることができますが、iPhoneにおいてはベゼルを縮小した分を画面サイズのアップデートに回しても大きなインパクトは与えられず、ハードウェアのアップデートもApple Watchほど枯渇していません。
ちなみに、ベゼルの縮小は4機種すべてて行われるとの噂もありましたが、最近では高額なProモデルに限定した報道が多くなっています。
ほかにもiPhone 15 Proにおいては、新素材のチタンフレーム、フルフラット形状からエッジがわずかにカーブしたデザイン変更、高速なデータ転送が可能なUSB-C、iPhone 15 Pro Max限定のペリスコープレンズが搭載されると報じられています。噂どおりであれば、今年は大きな変化の年で買い替えの最適なタイミングになりそうです。