Appleが今年秋に発売する新型iPhone(仮称:iPhone 16)では、画面サイズの大型化やGPUが強化された最新チップ、カメラの大幅強化など、Proモデルの進化に注力する一方で、通常モデルの進化は小幅に留まるようです。
小幅なアップデートには、マルチタスキングの快適さに影響するメモリの増量と、高速通信を可能にするWi-Fi 6E対応が含まれるかもしれません。
アナリストのJeff Puは最新レポートで、iPhone 16シリーズ全機種に8GBのメモリが搭載されると伝えています。
なお、現行モデルのiPhone 15とiPhone 15 Plusには6GB、iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxには8GBのメモリが搭載されているため、通常モデルの2機種だけメモリ容量が増量されることになります。
- iPhone 15 / 15 Plus: 6GB
- iPhone 15 Pro / 15 Pro Max: 8GB
- iPhone 16シリーズ: 8GB
上でも書いたとおりメモリの容量はマルチタスキングの操作性を向上させます。例えば、Safari等ではページが再読み込みされて入力データが消えることもありますが、メモリの増量によってこういった現象に遭遇しにくくなります。
Jeff PuはiPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxのみ対応している「Wi-Fi 6E」をiPhone 16とiPhone 16 Plusも対応すると伝えています。
Wi-Fi6との違いは“E”が付くか付かないだけですが、中身は大きな違いがあります。
Wi-Fi 6は2.4GHzと5GHz帯に対応するのに対して、Wi-Fi 6Eは新たに6GHz帯で通信できるため、電波干渉を避けて通信が安定し、混雑しにくいため快適に利用できます。もちろんWi-Fi 6Eを利用するには対応ルーターが必要です。
なお、iPhone 16 ProとiPhone 16 Pro MaxはWi-Fi 7に対応すると噂されています。Wi-Fi 7は6Eに比べて速度が4.8倍の46Gbpsまで向上。遅延が最大1/100になり、複数の帯域(2.4GHz/5GHz/6GHz)を同時利用するマルチリンクに対応することで信頼性も向上します。
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