Photo by Martin Hajek
来週、というよりも3日後に迫った現地時間9月7日に開催されるスペシャルイベントでの発表が噂される「iPhone 7」と「iPhone 7 Plus」ですが、直前になってスペックの詳細がレポートされています。
iPhone 7のストレージ容量は32/128/256GBに
KGI証券のアナリスト、Ming-Chi Kuoのレポート(9to5Mac / Apple Insider)によれば、「iPhone 7」のストレージ容量は、16/64GBが廃止され、32/128/256GBになるとのこと。
OSアップデートを繰り返して容量が増えてきたiOS。16GBでユーザーが実際に使える容量は10GB前後で、圧倒的に足りないというユーザーも多く存在し、訴訟にまで発展したこともありました。アップルは、アップデートに必要な容量を削減するなど対策も行いましたが、今度は16GBを廃止することになるのでしょうか。
iPhone 7 Plus、光学ズームとライトフィールドカメラアプリが利用可能に
カメラでは、True Toneフラッシュがアップグレードされるようです。具体的にはLEDが2つから4つになり、画質を向上するための周囲光センサーが追加されるとのこと。追加されるLEDの内訳としては寒色系と暖色系のLEDがひとつずつ追加されるようです。
True Toneフラッシュは周囲の明るさを測定して、それに応じてLEDの発光度を調整して自然な色合いの写真を撮影するというもの。センサーとLEDがアップグレードされることにより、より自然な色合いの写真が撮影できるかもしれません。
これまでの噂どおり、5.5インチモデルにはデュアルカメラが搭載されると伝えています。搭載されるレンズは1,200万画素で、光学ズームとライトフィールドカメラアプリが利用可能になるとのこと。
ライトフィールドカメラアプリというのは、写真を撮影したあとにフォーカスした位置を自分の好きなところに変更できるアプリケーションです。デュアルカメラの最大のメリットとも言える機能で、初めてスマートフォンにデュアルカメラを採用したファーウェイ製のスマートフォンでも利用することができます。
iPhone 7、TrueToneディスプレイを採用か
ディスプレイには、9.7インチのiPad Proで搭載されたTrue ToneディスプレイがiPhone 7にも搭載されるようです。画質が向上したカメラで撮影した写真をより良く表示できるようになるそうです。
True Toneディスプレイは周囲の明るさを測定して、それに応じてディスプレイの発光色と明るさを変更することで自然な色合いを再現するというもの。電池持ちにどれだけの影響を与えるのか気になるところです。
2.45GHzにクロックアップされた「A10」を搭載
iPhone 7に搭載されるプロセッサはクロック数が2.45GHzにアップした「A10」で、iPhone 7 Plusには3GBのRAMが搭載されるとのこと。「A9」のRAMは2GBでクロック数は1.8GHzでした。
2つの新色「ダークブラック」と「ピアノブラック」
ボディカラーでは、スペースグレイが廃止となり、「ダークブラック」と「ピアノブラック」の2色が追加されるとのこと。
ピアノブラックはメタルボディながら光沢感のある仕上がりで、これまでの情報によればMac Proのようになるとされています。
ただ、ピアノブラックは供給面での問題から大容量モデルに限定される可能性があると伝えています。
iPhone 7の防水性能は「IPX7」に
iPhone 7では、Apple Watchと同じIPX7等級の防水性能を備えると伝えています。IPX7はApple Watchと同等の性能です。
IPX7と言えば基本的には防水を示しますが、以前、Apple Watchの公式サイトには「防水性能はありません」「水に浸すことは推奨しません。」と記載されていました。
現在、その表記を確認することはできませんが、iPhone 7でも同じように防水性能を謳わない可能性もあります。
イヤホン端子が廃止
これまでの噂どおり、イヤホン端子が廃止されると伝えています。廃止されたスペースにはアンプやフォースタッチを改善するセンサーが配置されるとのこと。残念ながらステレオスピーカーではないようです。
イヤホン端子が廃止される代わりに、ワイヤレスイヤホン「AirPods」が同梱されるとの噂もありますが、Ming-Chi Kuo氏はEarPodsと変換アダプタが同梱されると伝えています。
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