今年発売されたiPhone 12シリーズは新型コロナウイルスの影響を受け、生産に遅れが出て例年より遅い10月と11月に発売された。
現時点で有効性と安全性を兼ね備え、誰もが接種できるワクチンがないことから新型コロナウイルスの影響は来年にも及びそうだが、Appleの未発表製品に関して確度の高い情報を提供するMing-Chi Kuoによれば、2021年発売の新型iPhone(仮称:iPhone 13)の量産時期は元に戻るという。
iPhone 12は需要好調。配送予定日に遅れも
通常、Appleは初夏に新型iPhoneの量産を開始するが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の提供で9月までスタートせず、2011年に発売されたiPhone 4s以来、発表時期が10月にズレ込んだ。
以前は生産拠点が中国に集中しており、生産工場が閉鎖するなどコロナによる影響を大きく受けた。リスクを軽減するためにGoogleはベトナムでPixelスマートフォンの生産を開始し、Appleも先日発表したワイヤレスヘッドフォン「AirPods Max」の生産拠点をベトナムに移し、インドでのiPhoneの生産台数を増加したと報じられている。
新型コロナウイルスは再び感染が拡大していてTSMCでのA14 Bionicチップの生産稼働率が2021年第1四半期に80まで低下するとも報じられているが、Kuoのレポートでは生産能力の問題ではなく季節性によるものとしている。
なお、iPhone 12シリーズの需要は引き続き好調で特に「iPhone 12 Pro」はカメラ関連の部品不足に直面しているとのこと。解消されれば出荷台数が増加するという。Apple公式サイトでは、iPhone 12 Proの配送時期がいずれのカラー・容量も12月29日から2021年1月6日と表示されていてすぐに入手できない状態になっている。
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