Apple、iPhone SE4の発売中止、または2024年まで延期か。Lightning廃止→USB-C搭載の可能性は
はるか遠い昔のことのようですが、今年3月に第3世代のiPhone SEが発売されました。
超高速通信の5Gに対応、A15 Bionicチップをコンパクトボディに搭載した手に取りやすい価格帯のマイナーアップデート版です。
iPhone SEは次の世代でiPhone XRのようなオールスクリーンの新デザインを採用してビッグアップデートになることが予想されていましたが、計画はキャンセルまたは延期されたようです。
安価モデルの販売不振が影響か
Ming-Chi Kuoの最新調査によると、2023年発売と噂されていたiPhone SE4の量産計画が中止または2024年まで延期されたとのこと。
原因はiPhone SE(第3世代)やiPhone 13 mini、iPhone 14 Plusといったエントリーモデルおよびミッドレンジモデルの出荷台数が常に予想を下回っているーーつまり販売不振が原因のようです。
また、噂されていたオールスクリーンの新デザインによるコスト増と販売価格増の懸念があることから、Appleは製品の位置付けや投資に対する収益を再考する必要があるかもしれないと考察。不必要な新製品に投入する開発費用を削減することによって2023年の世界的な経済不況を乗り越えることにもつながるとレポートしています。
これまでの噂によると、iPhone SE4は、iPhone XRをベースにしたデザインを採用し、指紋認証Touch ID内蔵のホームボタンを廃止して顔認証Face IDに移行。デザイン変更に伴い、画面サイズは4.7インチから6.1インチに大型化すると噂されていました。
来年発売されるiPhone 15は、EUのUSB-C標準化ルールによってLightningが廃止になると報じられており、iPhone SE4も2024年発売に延期されるのであれば、LightningではなくUSB-Cを搭載する可能性があります。
なお、EUのUSB-C標準化ルールは2024年12月28日以降にEU圏内で発売されるスマートフォン等に適用されますが、Appleは前倒しで対応する見込みです。
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— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) December 21, 2022
My latest survey indicates that Apple will likely cancel or postpone the mass production plan for the 2024 iPhone SE 4. I think this is due to the consistently lower-than-expected shipments of mid-to-low-end iPhones (e.g., SE 3, 13 mini, and 14 Plus),