Apple公式サイトで現在販売されているiPhoneで唯一、指紋認証を搭載しているiPhone SE。
昨年、最新のチップセットと5Gに対応した第3世代のモデルが発売されたばかりですが、すでに次期モデルの噂が報じられています。
これまでの噂によれば、第4世代のiPhone SEは画面サイズが4.7インチから6.1インチに変更され、指紋認証のTouch IDが顔認証のFace IDに移行するなど、iPhone 14のマイナーチェンジ版で、EUの法改正によってUSB-C端子の搭載も予想していましたが、存在しない可能性が高いようです。
開発再開を報じていたMing-Chi Kuoによる最新の調査によると、第4世代のiPhone SEと報じられていたモデルは開発が噂されていたAppleが独自開発した5Gチップの検証目的に作られたプロトタイプである可能性が高く、量産や販売される予定はないとのこと。
Kuoは今年1月のレポートにて、2024年に発売が計画されていたiPhone SE(第4世代)の量産についてサプライチェーンは延期ではなく中止することをAppleから知らされたと報じていました。計画中止の原因はiPhone SE(第3世代)、iPhone 13 mini、iPhone 14 Plusといった比較的手ごろな価格で購入できるモデルの出荷台数が予想を下回っていることにあるようです。
これで第4世代のiPhone SEのステータスは計画中止まで戻ったことになります。Appleが開発を再開しない限り、iPhone SEは第3世代を最後に廃止になるでしょう。
なお、Apple独自の5Gチップは第4世代のiPhone SEに搭載されたあと、iPhone 16といった上位モデルにも搭載される可能性が報じられていましたが、Kuoの最新レポートによればプロトタイプによる検証の結果によっては独自5Gチップの量産時期が2025年または2026年以降になる可能性もあるとのこと。
独自5Gチップと第4世代のiPhone SEが同時期に出てくるのかはわかりません。
Updates on iPhone SE 4 research and prediction:
— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) April 13, 2023
1. I previously predicted that the iPhone SE 4 would be a derivative model of the iPhone 14. However, my latest research indicates that this derivative model will likely be an engineering prototype for Apple in-house 5G baseband… https://t.co/9m5SjSvrKS