日本で2022年に最も売れたスマートフォンはiPhone SE(第3世代)でした。
前世代のデザインをそのままに新しいチップセットを搭載し、超高速通信の5Gにも対応したマイナーアップデートモデルで、安さと優れたコストパフォーマンスで高い人気を誇っています。
最新モデルの噂としてiPhone XRと同じオールスクリーンのデザインを採用すると報じられていましたが、最新の情報によればAppleは開発を中止したようです。
未発表のApple製品について多くの実績があるMing-Chi Kuoの最新レポートによると、2024年に計画されていたiPhone SE(第4世代)の量産についてサプライチェーンはAppleから延期ではなく中止すると知らされたとのこと。
中止にされた計画が再び動き出すのか、それはいつ頃なのかはわかりませんが、とりあえず2024年までに発売されることはなさそうです。
気になる量産中止の原因は、iPhone SE(第3世代)やiPhone 13 mini、iPhone 14 Plusといった比較的手ごろな価格で購入できるモデルの出荷台数が予想を下回っていることと報じられています。
日本で最も売れているiPhone SEも世界的には売れ行きは乏しいもので、GoogleもPixel 7aの販売状況次第では、発売サイクルを1年に1回から2年に1回に遅らせる可能性があるようです。。
Kuoは、AppleがiPhoneに搭載するQualcomm製のベースバンドチップを内製化する計画を立てているともレポートしています。
自社製のベースバンドチップは、まず廉価版のiPhone SE(第4世代)に搭載され、その後、メインモデルのiPhone 16シリーズで搭載する予定だったものの、iPhone SE(第4世代)の発売が中止になったことで、iPhone 16シリーズにも引き続きQualcommの部品が使用されるようです。
iPhoneのベースバンドチップをAppleが内製化すれば、Qualcommにとっては大きな痛手になりますが、とりあえず先送りになりました。