Appleが手ごろな価格で購入できるiPhone SEシリーズの最新モデルの開発を再開したようです。
iPhone SE(第3世代)は昨年日本で最も売れたスマートフォンになりましたが、世界的にはiPhone 13 mini、iPhone 14 Plusといった比較的手ごろな価格で購入できるモデルの出荷台数がAppleの予想を下回るなど、販売不振によって開発が中止されたと報じられていました。
開発再開の理由は不明
開発中止を報じていたMing-Chi Kuoによると、iPhone SE4はディスプレイ周りの分厚いベゼルにホームボタンと指紋認証のTouch IDを配置したクラシックなデザインを捨てるようです。
同氏は「iPhone 14のマイナーチェンジ版」と表現。最大の変更点は液晶から画質に優れた有機ELに変更されるディスプレイで、さらに5GベースバンドチップがQualcommからAppleが自社で開発したものに変更されると伝えています。
5Gは高速なミリ派には対応せず、Sub6のみをサポートするとのこと。
いずれはナンバリングモデルのチップも自社製に置き換わるはずですが、ミリ波や衛星通信に関連した技術的な課題があることから2024年の発売が予想されるiPhone 16シリーズに搭載されるかは確定していないようです。
Kuoは発売時期を明かしていませんが、以前のレポートでは2024年計画とレポートされており、今回もiPhone 16シリーズを引き合いに出していることから2024年がターゲットになっているようです。少なくとも今年発売されることはないでしょう。
以前の噂では、iPhone SE4は、iPhone XRをベースにしたデザインを採用。指紋認証Touch ID内蔵のホームボタンを廃止して顔認証Face IDに移行し、画面サイズは4.7インチから6.1インチに大型化すると噂されていました。
ちなみに、今年発売のiPhone 15シリーズではLightningを廃止して待望のUSB-Cに移行すると報じられており、その後に登場するiPhone SE4も、もしかするとUSB-Cに移行するかもしれません。
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— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) February 27, 2023
[Update] Apple has restarted the iPhone SE 4 and will adopt an in-house 5G baseband chip. The significant decline in Qualcomm's Apple orders in the foreseeable future is a foregone conclusion. https://t.co/0MeZDFnbzg