LINEが6月28日に開催した「LINE CONFERENCE 2018」でLINE Payのコード支払いを普及させるための施策を発表した。
これにより、LINE Payのコード支払いではポイント還元率が最大5%になり、上限10万円の制限も撤廃される。
コード支払いが最もおトクな支払い方法に
LINE Payでは今月から新しいプログラム「マイカラー」がスタートしている。1ヶ月間のLINE Payにおける支払い額に応じてポイント還元率が4段階(ホワイト→レッド→ブルー→グリーン)で変化するプログラムだ。
LINEはウォレット化、キャッシュレス化を進めるためにコード支払いがLINE Payサービスの中で最もおトクな支払い方法になるように優遇する。
優遇内容はコード支払いを利用する場合、10万円の利用上限を完全撤廃。さらに、2018年8月から2019年7月末までの1年間、コード支払いに限ってLINEポイントの還元率に3%を上乗せして付与する。
これにより、ポイント還元が0%だったホワイトバッジのユーザーでも3%のポイント還元が受けられる。最上級のグリーンバッジの場合は5%のポイント還元となる。
店舗側は3年間コストゼロでLINE Payコード決済を導入可能に
現時点ではLINE Payのコード決済が利用できる店舗は多いとは言えない。LINEはその原因が店舗側が負担するコストにあると説明し、無料アプリをダウンロードするだけでLINE Payのコード決済を気軽に導入できる「LINE Pay 店舗用アプリ」を提供すると発表した。同アプリでは店舗用アカウントと繋がったユーザーにキャンペーンの案内やクーポンを送付できるなどメッセージ配信機能も利用可能だ。
さらに、2018年8月1日から2021年7月31日までの3年間、電子決済利用の際に店舗側が負担する決済手数料を無料化(LINE Pay店舗用アプリの利用に限る)する。これにより店舗側は3年間QRコード決済を初期費用ゼロ、ランニングコストの手数料もゼロで利用できる。
LINEはキャッシュレス・ウォレットレスに関するユーザーと店舗が抱える悩みや問題を解決することで一気に普及させていくようだ。
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