3G/LTE版「Nexus 7」向けのAndroid 5.0アップデート配信は12月以降になるらしい
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。
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約1週間前に始まったAndroid 5.0のアップデート配信ですが、未だに3GおよびLTEをサポートする「Nexus 7」にはアップデートが配信されておらず、手動でアップデートが可能なファクトリーイメージも公開されていません。
日本では、2014年上半期のタブレット販売数にて「Nexus 7」の製造を手がけるASUSがAppleを上回るなど、「Nexus 7」は日本でも人気のモデルとなっており、アップデートの配信を待ち望む人も多いかと思いますが、どうやら12月以降となるようです。
ASUSの広報担当者からの確認
イギリスのウェブサイトであるThe INQUIRERがASUSの広報から得た情報によると、3GまたはLTEに対応した「Nexus 7」がAndroid 5.0のアップデート配信を受ける時期は12月の初旬ごろになるようです。
An Asus spokesperson confirmed in a statement sent to The INQUIRER: “The Android 5.0 Lollipop roll-out for Nexus 7 WiFi-only devices worldwide has begun. The update will roll out for Nexus 7 LTE/3G models around the beginning of December 2014.”
引用元：Android 5.0 Lollipop to hit 3G/LTE Nexus 7 tablets in December- The Inquirer
また、Nexus 7には2012年に発売されたモデルと2013年に発売されたモデルが存在しますが、ASUSの広報担当者はどちらのモデルにも12月初旬にアップデートが配信されると答えたとのこと。
Android 5.0 Lollipopは、デザインが大幅に刷新されただけでなく、操作性も刷新されています。また、機能面においてもインタラクティブな通知機能やバッテリーの持ち時間を向上させる低消費電力化、ウェアラブルデバイスの「Android Wear」やノートPCの「Chromebook」との連携機能を備えています。
そんなAndroid 5.0を少しでも早く触れてみたいところですが、Android 5.0では、上記に加えてAndroidアプリを実行するランタイムが従来のDalvikからART（Android Run Time）に、コンパイラはJIT（Just In Time）からAOT（Ahead Of Time）に変わるなど、Androidを支える根幹部分にも手が加わっており、グーグルと各メーカーはこれまでよりもアップデートの配信に慎重になっているのかもしれません。
今のところAndroid 5.0にて大規模かつ深刻な問題は発生していないものの、Nexus 7（2012）のWi-Fiモデルではアップデート直後に発熱や動作が重くなる、複数のアプリで強制終了することがあるといった不具合が確認されています。
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