Nothing Phone (4b)発表。安いはずなのに安くない?Phone (4a)とほぼ同額
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。
Nothingが新型スマートフォン「Nothing Phone (4b)」を正式発表しました。
Phone (4b)は、Aシリーズよりも下に位置づけられる新しいBシリーズのスマートフォンです。Phone (4a) / Phone (4a) Proのデザイン要素を取り入れつつ、Glyph Barや透明パーツを備えたNothingらしいデザインを採用しています。
価格は299ポンド / 329ユーロで、発売日は7月17日。販売地域は英国、欧州、インドで、米国では発売されません。現時点で日本発売も案内されていません。
Bシリーズとは?Aシリーズより下の新セグメント
Nothingのスマートフォンは、ナンバリングモデルを上位に、フラッグシップ下の上位ラインとしてAシリーズ、さらに価格を抑えたA LiteシリーズやCMFブランドへとラインナップを広げてきました。
今回発表されたBシリーズは、Aシリーズの成功をもとに新しいセグメントへ展開するものと説明されています。Aシリーズよりも下に位置づけられることから、実質的にはより手ごろな価格帯を担うシリーズとみられます。






位置づけとしては、AシリーズとA Liteシリーズ・CMFブランドの間を埋めるようなモデルです。
ただし、Phone (4b)の価格は329ユーロ。Aシリーズより下に位置づけられる新モデルながら、Phone (4a)の349ユーロとの差はわずか20ユーロ、日本円で約3,700円です。欧州ではほぼ同額と言ってよく、単純な廉価モデルとしては難しい立ち位置です。
透明パーツとGlyph Barを備えたデザイン
デザインは、Phone (4a) Proのようなユニボディ風の外観に、Phone (4a)で採用された通知LED「Glyph Bar」を組み合わせたものです。
背面上部には透明なカメラバンプを備え、ネジや金属調のパーツが見えるNothingらしいデザインを採用。ボディはプラスチック製ですが、透明パーツによってミニマルながら個性的な仕上がりになっています。

Glyph Barは、通知の確認や動画撮影中のインジケーターとして利用できます。
カラーはブルー、ブラック、ホワイトの3色。フラットな側面にはブラックのボタンが配置されています。防水・防じん性能はIP64等級です。
6.77インチ有機ELとSnapdragon 6 Gen 4
ディスプレイは6.77インチの有機ELで、リフレッシュレートは最大120Hz。解像度は2344×1088ピクセルです。
ベゼルはやや太めで、上下左右が完全に均一な幅ではありません。画面内蔵の指紋認証にも対応しますが、方式は光学式です。
チップセットにはSnapdragon 6 Gen 4を搭載します。ミドルレンジからローエンド寄りのチップですが、ベイパーチャンバーを備えているため、ライトなゲームであれば大きなストレスなく楽しめそうです。

メモリは8GB、ストレージは128GBまたは256GB。ストレージ規格はUFS 2.2です。
OSはAndroid 16を標準搭載。3年間のOSアップデートと6年間のセキュリティアップデートが提供されます。
Nothingらしいウィジェット、ドットを使ったデザイン、アイコンパックなども利用でき、上位モデルに近いソフトウェア体験を低価格帯に広げたモデルと言えます。
スピーカーはステレオ仕様。バッテリー容量は5,200mAhで、インド版は6,000mAhです。Nothingのスマートフォンとしては最大容量になります。充電は最大33Wに対応し、ワイヤレス充電には対応していません。
50MPメインカメラと超広角カメラ
バックカメラは、50MPのメインカメラと8MPの超広角カメラで構成されます。
メインカメラは光学式手ぶれ補正に対応し、通常時は12MPにピクセルビニングして撮影します。画質に直結するイメージセンサーは小型のSamsung製で、多くのフラグシップモデルに搭載される望遠カメラ用センサーよりも小さいようです。
セルフィーカメラは16MP。カメラ構成はシンプルですが、低価格モデルとして必要な機能を押さえた内容です。
価格と発売日
Nothing Phone (4b)の価格は299ポンド / 329ユーロです。発売日は7月17日で、英国、欧州、インドで販売されます。米国では発売されず、日本での発売も現時点では案内されていません。
価格面では、Aシリーズより下に位置づけられるモデルとしてはやや難しい立ち位置です。欧州価格で比較すると、Phone (4a)の349ユーロとの差はわずか20ユーロ。日本円では約3,700円の差しかなく、ほぼ同額と言ってもいい価格差です。
一方で、メモリ価格の高騰によって低価格スマホのコストが上がるなか、Nothingらしいデザインやソフトウェア体験をより手ごろな価格帯に広げるモデルとして登場したとも言えます。
Nothingは先日、メモリ価格の上昇を理由に、低価格ブランド「CMF」から今年は新型スマートフォンを発売しないことを明らかにしています。
Phone (4b)は、本来であればCMFブランドのProモデルとして登場していた可能性も考えられますが、価格上昇を受けてNothing Phoneとして投入されたのかもしれません。





















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