「Pixel 4 XL」のレンダー画像登場。ノッチ廃止の6.25インチ、トリプルカメラ搭載か
昨年秋に発売されたPixel 3シリーズの販売は不調に終わった。それでもGoogleはシリーズ最新作の「Pixel 4」と「Pixel 4 XL」を開発中、最新のAndroid Qをリリースしたあと今年秋に発売する予定だ。
Googleは「Pixel 4」の公式デザインを異例の事前公開。それでも前半分を隠したが、今日登場したレンダー画像はフロントの姿といくつかのスペックを明らかしている。
広角レンズ x 望遠レンズ x ToFカメラを搭載?
「Pixel 4 XL」のレンダー画像を公開したのは実績あるリーカーSteve H.McFly(@OnLeaks)とPricebaba。全16枚の画像を公開している。
「Pixel 3 XL」には幅のあるノッチが搭載されていたが「Pixel 4 XL」では廃止され、Pixel 3のようなラウンドコーナーのベゼルに変更される。テスト中の「Pixel 4 XL」の実機が発見された時には“巨大なベゼル”と表現されていたがそうでもなさそうだ。ディスプレイのサイズは6.25インチで、「Pixel 3 XL」よりも0.05インチだけわずかに小さくなるかもしれない。
上部のベゼルには2つのレンズと不明な2つのセンサーが搭載される。次期Android Qのベータ版やGoogleのカメラアプリ内から赤外線カメラの存在が明らかになっており、新しい2つのセンサーがiPhoneのFace IDのような3D顔認証を実現する可能性が考えられる。さらに、指紋認証センサーも見当たらないことから画面内蔵式の指紋認証にも対応するかもしれない。
これまでのPixelシリーズと違い、切り返しのないフラットなガラスを採用したボディのサイズは160.4 x 75.2 x 8.2mmで突起したカメラを含めると厚さは9.3mmになる。ちなみに「Pixel 3 XL」のボディサイズは158 x 76.7 x 7.9mmで縦に長く、横は小さく、薄さは厚くなる。
GoogleはAIによってマルチレンズのスマホカメラに匹敵するクオリティをPixelシリーズで実現してきたが、Pixel 4シリーズではついにマルチカメラが搭載される。デュアルかトリプルかはっきりしないが、Pricebabaはトリプルカメラと表現し、ポートレードなどで背景ぼかしのクオリティを向上できるToFレンズが搭載される可能性を指摘している。なお、Googleカメラアプリの次期バージョンから既存のPixelには存在しない望遠レンズのコードが発見されたことから2つ目のレンズがズーム時でも画質が劣化しない望遠レンズになることは間違いなさそうだ。
細かなところでは電源ボタンとボリュームボタンが右の側面に、USB-C端子が底面に、その両隣にスピーカーが搭載され、フロントデュアルスピーカーは廃止になるとのこと。なお、Pixel 3aシリーズで搭載されたヘッドフォンジャックは搭載されないとのこと。