異例の事態だ。まさかの事が起きた。なんとGoogleが発売日はあと数ヶ月先と報じられている次期スマートフォン「Pixel 4」のデザインをTwitterに投稿した。
「Pixel 4」、デュアルカメラと指紋認証の廃止が確定
「Pixel 4」の公式画像からは2つのレンズを搭載したデュアルカメラと、指紋認証センサーのないGロゴがプリントされたバックパネル、2つのサイドボタンが確認できる。
正方形の土台に配置されたカメラのレンズは合計2つ。LEDフラッシュと謎の“小さい穴”も確認できる。小さい穴の正体は奥行きを多段階で取得することでクオリティの高いポートレート撮影が可能なToFレンズかもしれない。すでにToFレンズは「HUAWEI P30 Pro」に搭載されている。
いずれにしろAIを駆使することでシングルレンズを貫いてきたPixelシリーズが、ついにデュアルカメラを搭載する。2つのレンズによってどれだけ写真や動画のクオリティが上がるのか楽しみだ。
Well, since there seems to be some interest, here you go! Wait 'til you see what it can do. #Pixel4 pic.twitter.com/RnpTNZXEI1
— Made by Google (@madebygoogle) 2019年6月12日
背面には「Pixel Imprint」の名前が付く指紋認証センサーがないため、新しい認証方法が採用される。画面内蔵式の指紋認証の可能性もあるが、ベータ版Android Qからコードが発見されていることを考えると、3D顔認証に対応する可能性が高いだろう。
「Pixel 4」では、レーダーチップを搭載することで指で空中に描いたジェスチャを認識することが可能とされているが、本体側面にはボリュームボタンも確認できる。
UPDATE:2019/06/13 11:56初出時、ボリュームボタンが確認できないと記述していましたが、ご指摘いただき、見切れる形で写っていることを確認しました。お詫びして訂正いたします。
Googleが「Pixel 4」のデザインを公式発表した理由とは?
さて、Googleが「Pixel 4」のデザインを公式発表した理由はなんだろうか。キッカケは間違いなく数日前に図面を元に作成された「Pixel 4」の画像や金型が流出したことを受けたものだろう。
それでもどれだけ正確な情報や実機写真がリークされても通常は触れることはない。思い返せばGoogleが昨年発表した「Pixel 3」シリーズは発売前にほぼすべての情報が流出した。実機写真、スペック、そして実機で撮影した写真までネットにアップされた。先月発売された「Pixel 3a」シリーズも同じだ。
理由はGoogleのみぞ知るが、どれだけ規制しても制御できないリークを自らのリークをもって潰しにかかり、PRに役立てようとしたのではないだろうか。
なお、今回明らかになったのは背面のみ。「Pixel 4 XL」ではノッチがなくなるとされているが、第2弾のGoogle砲はあるのだろうか。
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