GoogleはPixel 6シリーズに初めてディスプレイ指紋認証を導入しました。
これまでのPixelには、背面にセンサーが搭載されていたため、一度机から持ち上げる必要がありましたが、ディスプレイ指紋認証になったことで机に置いたまま操作することが可能に。わずかな変化ですが、積み重なるストレスが大幅に軽減されています。
しかし、肝心の認証精度が悪化したことで、新たなストレスが生まれています。ユーザーの声を受けてGoogleha複数回の改善アップデートを繰り返していますが、解消には至っていないようです。
不安定な精度についてGoogleも事前にわかっていたのか、指紋認証を補完するために顔認証の搭載も計画していたようです。今も裏側で開発が続いていることが明らかになっていますが、なぜか表に出てきてしまったようです。
セットアップ時に顔認証が表示されるも機能せず
RedditユーザーSpecial_Command7893の報告によると、購入したばかりのPixel 6 Proをセットアップしていたところ、画面ロックの解除方法を選ぶ際に「パターン・顔・指紋」「ピン・顔・指紋」「パスワード・顔・指紋」といった選択肢が表示されたようです。
顔認証については、Pixel 6シリーズの発売前から復活が噂され、海外ECサイトのPixel 6 Proの販売ページには、顔認証に対応している証拠となる画像が掲載。独自チップGoogle Tensorのコードやベータ版のAndroid 12Lから顔認証に関するコードが発見されるなど、存在自体は明らかでしたが、実機および正式版のAndroidに登場したのは今回が初めてです。
残念ながらセットアップ時に顔認証のオプションが表示されても、実際に利用することはできないと報告されています。偽造も疑いましたが、9to5GoogleがAndroidを解析したところ、報告された設定ページと同じ文言がPixel 6 Proの初期ビルドから発見されたそうです。なぜ今になって画面上に表示されるようになったのかはわかりません。
今回のことで顔認証の提供が近づいたとは断言できないものの、今も顔認証の開発が続いていることは明らかなので、いつの日かリリースされる可能性はあります。