今月28日に発売されるGoogleの最新スマートフォン「Pixel 6」と「Pixel 6 Pro」は、シリーズ初のディスプレイ指紋認証に対応しました。マスク着用時でもスムーズに画面ロックを解除できるため、多くのユーザーが良好な反応を示しています。
ただし、ディスプレイ指紋認証は指紋を認識できるエリアを目視できず、認識可能なエリアが小さい場合はストレスを感じることも少なくありません。
数時間前に公開されたPixel 6の先行レビューでは、ディスプレイ指紋認証について「認識が遅い」「認証に失敗する」といった評価を下す海外メディアが多数存在しています(1,2,3)
なぜ、Pixel 6シリーズは顔認証に対応しなかったのでしょうか。今後対応する可能性はあるのでしょうか。
後日、Pixel 6が顔認証に対応する可能性
「なぜ、Pixel 6シリーズが顔認証に対応しなかったのか」という疑問は、ディスプレイ指紋認証のデキが悪いなら顔認証に対応した方が良かったんじゃない?という単純なものではなく、発表直前までPixel 6が顔認証に対応すると報じられていたからです。
いつものように噂が外れたという話でもありません。
というのもGoogleがPixel 6に提供しているSecurity Hubアプリのダウンロードページには「Face & Fingerprint Unlock」や「Face and fingerprint added」など、顔認証の存在を明確にするメニューが存在し、海外の携帯オンラインショップの販売ページにはSecurity Hubアプリを起動するPixel 6のイメージが掲載されていて、顔認証の項目が存在することを確認できます。
ところが実際にPixel 6でSecurity Hubを起動すると、顔認証に関する項目は確認できないと9to5Googleが伝えています。
ただのミスかもしれませんし、直前まで顔認証の搭載が計画されたものの白紙になって修正が間に合わなかったのかもしれません。
Pixel Feature Dropなど、今後のアップデートで顔認証が追加される可能性もありますが、Pixel 6シリーズには、3D顔認証を実現するための部品が搭載されていないため、実現するとしてもインスタントな2D顔認証で実現することになります。
また、セキュリティ対策の一環としてAndroid 10にて2D顔認証を廃止にした経緯があるため、カンタンな話でもなさそうです。
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