Googleが折りたたみスマートフォン「Pixel Fold」の発表を予告しているビッグイベントGoogle I/O 2023では、手ごろな価格と高いコストパフォーマンスで人気のPixel Aシリーズの最新モデル「Pixel 7a」の発表も確実視されています。
これまでに公式画像や実機画像が登場していますが、新たにYouTubeにてレビュー動画が登場し、さらなる詳細が明らかにされています。
UPDATE:2023/05/07 4:40発出時、モーションモード対応と記述していましたが、モーションモード内の長時間露光のみ対応し、アクションパンには対応していないようです。お詫びして訂正いたします。
レビュー動画に登場するのは、プロモーションカラー「Arctic Blue」のPixel 7aです。
すぐに目に付くのはアルミ化して本体に色合わせされた背面のカメラバー。64MPの広角レンズと13MPの超広角レンズを搭載する新しいデュアルカメラは、本体からの出っ張りが薄く好印象です。
前作のPixel 6aでは、上位モデルと違ってフレームは黒塗りされていましたが、Pixel 7aはフレームも本体と色合わせされるようです。
ダウンロードしたスマートフォンのスペックを確認できるDevice Info HWアプリからは、OSがAndroid 13、Google Tensor G2チップ、前作より2GB増量された8GBのメモリ、縦横比20:9/2,400×1,800ピクセルのSamsung製ディスプレイ、リフレッシュレート最大90Hzのスムーズディスプレイ（設定画面からも確認済み）、指紋認証、前作から110mAh少ない4,300mAhのバッテリーが搭載されることを確認できます。
メインカメラはPixel 7と同じ8倍の超解像ズームに対応。新しい12.9MPのフロントカメラはPixel Aシリーズ初となる顔認証を実現。実機から顔認証が確認されたのは今回が初めてです。
カメラアプリには一発で2倍ズームにスイッチできるボタンが用意されています。メインカメラには光学ズームが可能な望遠レンズは搭載されていませんが、64MPの高画素センサーと高度な機械学習を用いた光学相当の2倍ズームが実現する可能性も考えられます。
ƒ/1.9,64MPの広角レンズで撮影した写真は16.1MPで記録されていることから、4つの画素を1つに束ねてピクセルサイズを大きくすることで光の取り込み量を増やしてノイズを低減するピクセルビニングに対応するようです。超広角レンズは0.5倍撮影が可能。リークされた公式画像では13MPと書かれていましたが、実際に撮影された写真は16.1MPで記録されています。
カメラ機能では夜景モード、長時間露光モード、ポートレートモードに対応。動画撮影では4K/30,60fpsに対応。背景をぼかして動画を撮影できるシネマティックモード、アクションパンには残念ながら対応していません。フロントカメラは4Kと1080p/30,60fps撮影、音声拡張に対応しています。
Pixel Aシリーズ初のワイヤレス充電にも対応しています。バッテリー残量79%からフル充電にかかる時間は1時間10分と表示されていてかなり時間がかかるようです。噂では5W出力対応とのこと。
ワイヤレス充電に対応する本体の重さは193g。Pixel 6aに比べて20gほど重くなるようです。
噂どおりPixel 7aはビッグアップデートになるようです。ビッグアップデートは価格にも跳ね返るようでフランスでの販売価格はPixel 6aの459ユーロから509ユーロに値上げされるようです。Pixel 6aの為替レート117.4円で計算すると日本での販売価格は59,000円前後に。レートが1ユーロ127円のPixel 7クラスまで引き上げられた場合は64,000円程度になります。
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