Googleが今年秋に発売するPixel 8シリーズでは、大幅にパワーアップしたGoogle Tensor G3チップが搭載され、基本性能やグラフィック性能の大幅な向上はもちろん、AIの性能も大幅にアップする見込みです。
Pixelスマートフォンの真骨頂はカメラのソフトウェア処理にあり、Googleは間違いなくチップセットの性能向上をカメラ機能の向上に繋げるはずです。
最新情報によれば、超解像ズームや消しゴムマジック、過去の写真まで鮮明に仕上げるボケ補正といった魅力的な機械学習を活用したカメラ機能に新たな機能が加わるようです。
ユーザーアンケートで新機能が示唆される
GoogleがPixelブランドを愛する人向けのプログラム「Pixel Superfans」のメンバー向けに購入の決め手になり得るものを調査するアンケートを実施していることがわかりました。
アンケートには、以前流出したPixel 8 ProのPR動画から明らかになっていた音の消しゴムマジックを示唆するものも含まれています。
音の消しゴムマジックは撮影した動画のノイズを除去する新機能でPR動画ではスケートボードに乗る少女の声を残しつつ、走行音が綺麗に除去されていました。
今回のアンケートでは、スポーツ観戦での使用にフォーカスされていて、ゲームウィナーの瞬間を撮影した動画において隣にいるファンの叫び声を除去したり、スタジアムノイズを最小限に抑えて一緒に観戦している友だちや家族の声を強調できることを示唆しています。
Google Pixelは2021年からNBAとパートナーシップを交わしており、今月にはサッカー英プレミアリーグのリヴァプールとアーセナルともパートナーシップを交わすなど、スポーツとの連携強化に注力しており、これらのパートナシップを活用して音の消しゴムマジックを大々的にアピールすることが予想されます。
also, for reference, here's a full list of options in the survey pic.twitter.com/ki99wg3mti
— kamila 🏳️⚧️ 🌸 (@Za_Raczke) August 23, 2023
これまでに報じられていなかった機能としてグループショット(集合写真)に関する新機能もアンケートで示唆されています。
グループショットの問題は、すべての人が目をつむらず、半開きでもなく、視線がカメラに集中している瞬間にシャッターを切る必要があるため通常よりも時間がかかることです。
そこでGoogleは誰かの視線がどこかに飛んでいてもAIを活用して完璧なグループショットに仕上げてくれる機能を検討しているようです。時間差で撮影した画像データを切り貼りして、これを実現するのかもしれません。
この機能がいつ提供されるかは明言されていません。Pixel 8ではなくPixel 9以降で登場してもおかしくありませんが、Pixel 8 Proではグループショットで使用されることも多い超広角レンズが5倍も高画素化されると噂されています。高画素なセンサーで記録されたデータは画像の切り貼りにおいて効果的に作用するはずです。
また、アンケートにはカメラアプリの高速化が含まれています。これはすでに噂されているGoogle Tensor G3チップの大幅な性能アップとUFS4.0によるストレージの高速化によって実現されるはず。
これまでの噂によると、Pixel 8シリーズの発売を機にPixel 8シリーズの発売を機にカメラアプリが大幅に刷新されるようです。写真と動画を切り替えるためのボタンが追加されて写真と動画の撮影画面が分離されることになります。
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