2023年秋発売が報じられているGoogleの最新スマートフォン「Pixel 8」と「Pixel 8 Pro」では、新しいデザインの導入が噂されています。
新デザインのボディでは、再びアップデートされるカメラと持ちやすさの改善が特徴になるようです。
この記事では、「Pixel 8」と「Pixel 8 Pro」がいつ発売されるか、新機能や性能、スペックなど最新情報をまとめています。情報は正式発表まで随時更新します。
目次
- 1分でわかるPixel 8の噂まとめ
- Pixel 8の発売日はいつ?発表は?
- デザイン・カラー
- チップセット
- カメラ
- 体温の測定が可能に
- ディスプレイ
- 価格と容量
- Pixel 8のスペックまとめ。Pixel 7との比較も
1分でわかるPixel 8の噂まとめ
- ラウンドフォルムの新しいデザイン
- レンズが強調されたカメラバー
- 体温が計測できる非接触温度センサー搭載
- ポートレートビデオ機能
- 動画にも適用できるボケ補正
- Pixel 8
- 6.2インチ
- フラットディスプレイ
- 小型化されたボディ
- Pixel 8 Pro
- 6.7インチ
- フラットディスプレイ
Pixel 8の発売日はいつ?発表は?
Googleは毎年春に最新のチップセットを搭載しながら価格を抑えたPixel Aシリーズの最新モデルを発売し、秋に最新のOSをリリースしたあと、ビッグイベントでフラグシップモデルを発売します。
2022年は5月開催のGoogle I/OでPixel 7シリーズの一部情報が発表され、発売日までに随時情報が公開されたことから、Pixel 8シリーズについても同じ計画で進む可能性があります。
今年のGoogle I/O 2023は現地時間5月10日から開催されることがすでに案内されています。初日の基調講演では、Pixel 7aやPixel Tabletといったすでに米認証を通過している機種の発売日や価格が発表された上で、Pixel 8シリーズについてもデザインなど一部情報が公開されるでしょう。
例年どおりであれば、Pixel 8シリーズの発売日は10月ごろになるはずです。
Pixel|XL | Pixel 2|2 XL | Pixel 3|3 XL | Pixel 3a |3a XL | Pixel 4|4 XL | Pixel 4a | Pixel 4a 5G | Pixel 5 | Pixel 5a 5G | Pixel 6|6 Pro | Pixel 6a | Pixel 7|7 Pro | |
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発表日 | 2016年10月5日(水) | 2017年10月5日(木) | 2018年10月10日(木) | 2019年5月8日(木) | 2019年10月15日(火) | 2020年8月3日(月) | 2020年10月1日(木) | 2020年10月1日(木) | 2021年8月18日(水) | 2021年10月19日(火) | 2022年5月11日(水) | 2022年10月6日(木) |
予約日 | 2016年10月5日(水) | 2017年10月5日(木) | 2018年10月10日(木) | 2019年5月8日(木) | 2019年10月15日(火) | 2020年8月14日(金) | 2020年10月1日(木) | 2020年10月1日(木) | 2021年8月18日(水) | 2021年10月19日(火) | 2022年7月21日(木) | 2022年10月6日(木) |
発売日 | 2016年10月21日(金) | 2017年10月20日(金) | 2018年11月1日(木) | 2019年5月17日(金) | 2019年10月24日(木) | 2020年8月20日(木) | 2020年10月15日(木) | 2020年10月15日(木) | 2021年8月26日(木) | 2021年10月28日(木) | 2022年7月28日(木) | 2022年10月13日(木) |
デザイン・カラー
GoogleはPixel 6シリーズでデザインを大幅に刷新し、Pixel 7シリーズでフレームとカメラバーにわずかな手を加えました。
Pixel 8シリーズもベースは変わらないものの、4つ角を大きく削ることで見た目の雰囲気は大きく変わるようです。
これは昨年AppleがiPhone 14 ProおよびiPhone 14 Pro Maxで行ったアップデートと同じもので、角を大きく削ることで端末を深く握れるようになり、特に片手操作時の持ちやすさが向上しました。GoogleもPixel 8シリーズで同じ効果を狙っているものと考えられます。
Pixelスマートフォンの特徴であるカメラバーの採用は今年も続きます。
ただし、レンズを保護するガラスの面積を増やして金属素材を減らすようです。これがカメラの大幅なアップデートを示唆しているのか、カバーガラスが勝手に割れる問題を解消するための変更なのか不明です。
現時点でカラーラインナップは不明ですが、おそらくベーシックなブラックとホワイトの2色は用意されるでしょう。3色目はPixel 7のレモングラスやPixel 7 ProのヘーゼルといったGoogleらしいカラーが用意されるはずです。
チップセット
チップセットは最新のGoogle Tensor G3が搭載されるでしょう。
現在のTensor G2は5nmプロセスを採用していますが、Tensor G3は4nmプロセスで製造されるようです。プロセスの改善によって性能・消費電力に加えて、高度なカメラ処理と新しいカメラモードを提供するためのNPUも向上するはず。Googleが新たに投じる機械学習を活用したカメラ機能に注目です。
4nmプロセスで製造するのはSamsungですが、不安なのは同じ4nmプロセスのSnapdragon 8 Gen 1の製造をSamsungが担当し、発熱と消費電力の問題が報告されていたこと。さらにSamsungからTSMCにスイッチしたSnapdragon 8 Gen 2ではそれらが解消されたことにあります。
Samsungの4nmプロセスの製造能力について不安がありますが、現在はTSMCと同等レベルになっていると報告されています。
セキュリティチップはTitan M2を継続するのか、M3にアップデートされるのかは不明です。
カメラ
Pixel 6以降のモデルには、イメージセンサーにSamsung ISOCELL GN1が採用されていますが、Pixel 8シリーズでは、2年ぶりにイメージセンサーがアップデートされる可能性があります。
スタッガードHDR
OSやアプリの解析を得意とするKuba Wojciechowskiが、2GB未満のRAMを搭載するAndroid (Go edition)向けのカメラアプリからスタッガードHDRのソースコードを発見しました。
現在のPixelスマートフォンは、いずれもスタッガードHDRに対応していないことからPixel 8シリーズ向けの機能とされています。
一般的なHDRは低・中・高の露出で撮影した画像データを1枚に統合することで、白飛びや黒つぶれといった現象を防止できる数年前からある撮影技術。ただし、複数の画像データは同じタイミングで撮影されたものではないため、被写体が動いていたりカメラを構えている時間が短い場合は、被写体ブレのような現象が起きることがあります。
一方、スタッガードHDRは異なる露出の画像データ同時に撮影することでHDR特有の問題を解消します。
現行のPixel 7シリーズに搭載されているイメージセンサーはスタッガードHDRに対応していないことから、Pixel 8シリーズでは新しいイメージセンサーが搭載される可能性があります。
特別な超解像ズーム(夜景モード)
Pixel 7シリーズでは、広角レンズと望遠レンズで記録した画像データを1つに融合することで、広角レンズ(等倍)と望遠レンズ(5倍)の間のデジタルズームでも高画質な写真を撮影できるPixel 7 Pro向けの特別な超解像ズームを発表しました。
この特別な超解像ズームを夜景モードで利用できる未発表機能の存在がGoogleカメラの解析結果から確認されています。夜景モードにおける特別な超解像ズームによって夜間でもクリアなズーム撮影が可能になることが予想されます。
動画のボケ補正
Googleフォトの解析結果から動画向けの「ボケ補正」が発見されました。
ボケ補正はPixel 7シリーズ初めて対応した機能で、機械学習に優れたGoogle Tensor G2が写真を解析してピンボケや手ぶれなど補正する機能。Pixel 7で撮影したカメラだけではなく、何十年も前に撮影した過去の写真も補正できることから高く評価されています。
体温の測定が可能に
Pixel 8 Proのカメラバーには、フラッシュライトの下に新しいセンサーが追加されます。これはPixel 7 Proにはなかったものです。
当初はAppleのLiDARスキャナのように、オートフォーカスの精度を高めたり、背景をぼかすポートレート撮影に必要な深度マップの精度向上などカメラ向けのセンサーとみられていましたが、非接触温度センサーであることが明らかになっています。
温度センサーの使い方を紹介する動画も流出しています。
事前に顔を覆っているメガネなどのアクセサリを外してから温度センサーを皮膚に触れないようにしつつ、できるだけおでこに近づけてセット。画面をタップして測定を開始したら、ゆっくり4秒かけてPixel 8 Proをおでこからこめかみになぞって動かします。端末が振動したら体温を確認します。






ディスプレイ
Pixel 8の画面の大きさは6.2インチで、Pixel 7の6.3インチからわずかに小型化されるようです。大きさは150.5 x 70.8 x 8.9mmで、Pixel 7の155.6 x 73.2 x 8.7 mmから大幅にサイズダウン。
幅がPixel 5、高さがPixel 3aに近いサイズ感になる可能性があります。
Pixel 8 Proの画面の大きさ・本体サイズに変更はないものの、ディスプレイの形状がカーブエッジからフラットに変更されるようです。
GoogleはPixel 7 Proでもわずかにカーブエリアを小さくしていましたが、次は一気にフラットまで変化させるかもしれません。
価格と容量
現時点でPixel 8シリーズの価格と容量はわかっていません。
ただし、iPhoneとGalaxyが最大1TBのストレージを用意するなかで、Pixelは最大256GBに留まっています。
1TBとは言わないまでも、ユーザーの声に耳を傾けて512GBモデルぐらいは追加して欲しいところです。
Pixel 8のスペックまとめ。Pixel 7との比較も
Pixel 8 | Pixel 8 Pro | Pixel 7 | Pixel 7 Pro | |
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デザイン | ||||
素材 |
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カラー | ObsidianSnow | ObsidianSnow | ObsidianSnowLemongrass | ObsidianSnowHazel |
価格と容量 |
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大きさ | 150.5 x 70.8 x 8.9mm | 162.9 x 76.6 x 8.9mm | 155.6 x 73.2 x 8.7 mm | 162.9 x 76.6 x 8.9 mm |
重さ | ?? g | ?? g | 197 g | 212 g |
ディスプレイ |
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チップ |
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メモリ | ??GB | ??GB | 8GB | 12GB |
電池持ち・バッテリー |
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カメラ |
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フロントカメラ |
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写真機能 |
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動画機能 |
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生体認証 |
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防水・防じん | IP68 | IP68 | IP68 | IP68 |