Pixel 9シリーズのカメラ仕様が明らかに。9 Proは50MP前面カメラ搭載、8K撮影対応も

日本時間8月14日の正式発表に向けてリークが加速しているGoogleの次期スマートフォンPixel 9シリーズ。

今度は多数の実績があるKamila Wojciechowskaの報告によって、カメラの詳細なスペックが明らかにされ、画質に直結するイメージセンサーの変更や8K/30fps撮影に対応することが明らかになりました。

イメージセンサーが大幅変更

最も手ごろなPixel 9には、50メガピクセルのデュアルカメラが搭載されます。

超広角カメラは12メガピクセルのSony IMX386からSony IMX858にアップグレードされ、センサーサイズが大きくなることで暗い場所でも明るくノイズを抑えて撮影可能になるはず。

また、前面カメラがようやくオートフォーカスに対応することで、ピントも合いやすくなります。

上位モデルのPixel 9 ProとPixel 9 Pro XLには、前面カメラを含む50メガピクセルのカメラが4つ搭載されます。

Googleは50MPのクアッドカメラとして大きく売り出す可能性があります。特にメインカメラに使用するセンサーを使用し、画素数が4倍以上になフロントカメラは大幅な画質向上が期待されます。

大幅に性能アップするカメラのハードウェアを、GoogleがAIを含めたソフトウェアでどのように料理するのか楽しみです。

折りたたみスマートフォンのPixel 9 Pro Foldもイメージセンサーが変更されます。

カメラの形状を大きく変更することがわかっていますが、残念ながら超広角、内側前面、外側前面いずれもセンサーサイズが小さくなります。

Kamilaは「明らかなダウングレード」と評価しており、ダウングレードの理由について本体が約2mm薄型化する影響ではないかと分析しています。

8K/30fps動画撮影に対応

これまでのGoogle Pixelは、最大4K/60fpsの動画撮影が可能ですが、Google Pixelの標準カメラを解析したところ、アプリ内から8Kを示すアイコンが発見。

Pixel 9シリーズが8K/30fpsに対応することが明らかになりました。

広角カメラに採用されるSamsung GNKセンサーは8K/30fpsをサポートしており、同センサーは前モデルにも採用されていましたが、Googleは解放していませんでした。

Pixel 9 Pro/9 Pro XLのズーム倍率は最大30倍に

Pixel 9とPixel 9 Pro XLの実機を公開したTikTokアカウントが今度は実機を使用してカメラをリークしています。

20秒の動画ではPixel 9 Pro XLのカメラを起動し、最大30倍ズームが可能なことを表現しています。

@pixo_unpacking Google Pixel 9 Pro XL – Camera Test. Max zoom #pixophone #GooglePixel9 #GooglePixel9ProXL #GooglePixel9Pro #GooglePixel #Google #GooglePixel9vsGooglePixel9ProXL ♬ оригінальний звук – pixo_unpacking

最大30倍ズームは前モデルと同じ、つまりイメージセンサーのアップデートがズーム範囲には影響しないことがわかります。

ただし、動画に写っているカメラアプリは昨年導入された新しいインターフェースではなく、アプリが古いバージョンで動作しているようです。アプリを最新版にアップデートすることでズーム範囲が変わる可能性があります。

ちなみに、ズーム機能といえばAIを活用することで拡大時に失われるディテールを補完して画質を改善する「ズームエンハンス」を昨年10月に発表したものの、まだリリースされていません。Pixel 9シリーズやAndroid 15と共に追加されるのでしょうか。