Pixelスマホに大規模アプデ。7 Proにマクロ動画撮影、新しい絵文字壁紙など新機能追加
日本時間6月14日、Googleが2023年6月の月例アップデートを公開しました。
今回のアップデートは、3ヶ月に一度の機能追加を伴うビッグアップデートで、絵文字で壁紙が作れる機能や通常の写真から3D写真を作成して壁紙にできるシネマティック壁紙、Pixel 7 Pro向けにマクロフォーカスビデオ、Pixel 6以降で手のひらを向けてタイマー付きシャッターが切れる自撮りタイマーなど多数の新機能が追加されます。
対象機種はPixel 4a、Pixel 4a (5G)、Pixel 5、Pixel 5a (5G)、Pixel 6、Pixel 6 Pro、Pixel 6a、Pixel 7、Pixel 7 Pro、Pixel 7aです。アップデートは来週以降も段階的に提供される予定です。
2023年6月のアップデート内容
2023年6月の月例アップデートで追加される新機能は以下のとおりです。
Pixel 7a|6a | Pixel 7 Pro | Pixel 7|6 Pro|6 | Pixel 4a ~ 5a 5G | |
---|---|---|---|---|
アシスタントによる安全確認と緊急共有 | ○ | ○ | ○ | ○ |
交通事故検出と緊急共有 | ○ | ○ | ○ | ○ |
絵文字壁紙 | ○ | ○ | ○ | ○ |
シネマティック壁紙 | ○ | ○ | ○ | X |
マクロフォーカス動画 | X | ○ | X | X |
ホームパネルの改善 | ○ | ○ | ○ | ○ |
スピーカーラベルの強化 | ○ | ○ | ○ | X |
アダプティブ充電 | ○ | ○ | ○ | ○ |
アダプティブハプティクス | ○ | X | X | X |
Googleアシスタントと交通事故検出の緊急共有
夜にランニングする際に「OK Google,30分間安全チェックを開始して」と話しかけると、設定した時間内に安全確認に応じない場合は緊急連絡先に通知が発信され、リアルタイムに位置情報を共有する機能が追加されます。
車による交通事故を検知した際に、緊急通報に加えてリアルタイムな位置情報などを緊急連絡先として登録した家族などに通知することができます。
マクロフォーカスビデオとハンズフリー撮影
Pixel 7 Proには超広角レンズを使い、最短3cmまで近づいて写真が撮れる写真のマクロフォーカスに対応していますが、最新のアップデートで動画でもマクロフォーカスが可能になります。
また、Pixel 6以降の機種では、折りたたみスマートフォンPixel Foldと同じように3秒または5秒のタイマーをセットした後、手のひらをあげることでタイマーを作動させて簡単にセルフィが可能になります。
シネマティック壁紙と絵文字壁紙
AIを使って通常の2D写真をダイナミックな3D写真に変換して壁紙に設定できるシネマティック壁紙と、4000以上の絵文字をさまざまな並べ方や色で組み合わせてライブ壁紙を作ることができます。
レコーダーのスピーカーラベル強化
音声を記録してリアルタイムに文字起こしができるPixelスマートフォンのキラーアプリであるレコーダーアプリは、Googleドキュメントに書き起こしをエクスポートしたり、視覚的に誰が話しているかを認識できるスピーカーラベルを検索できるようになります。
ホームパネルの改善
Pixel Tabletで初めて明らかになったホームパネルがPixelスマートフォンでも利用可能になります。
ロック画面やクイック設定パネルからGoogle Homeのアイコンをタップすると、同アプリのお気に入りタブと同じ新しいビューが表示されて、照明のオン/オフ、カメラの確認などができるようになります。ビューの配置などはGoogle Homeアプリと連動しているため、個別にカスタムする必要はありません。
アダプティブ機能
Pixel 7aとPixel 6aでは、机やテーブルのように固くて平らな面の上に置かれていることを検知すると振動の強さを弱めてユーザーをびっくりさせないアダプティブハプティクスが追加されます。
充電機能では、学習した充電サイクルをもとにいつも充電している時間を把握して充電を終える1時間前にゆっくりと100%まで充電することでバッテリーの寿命を伸ばすアダプティブ充電が追加されます。
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