Samsung、販売不振で超薄型スマホ「Galaxy S26 Edge」の発売中止か
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。
Samsungは、AppleのiPhone Airよりも数ヶ月早く、超薄型のスマートフォン「Galaxy S25 Edge」を発売しました。
5mm台のスリムボディに、最高クラスのチップセットと大容量バッテリー、リフレッシュレート120Hz対応の大型ディスプレイを搭載するなど似た傾向があります。
しかし、売れ行きは優れないようです。韓国メディアはGalaxy S25 Edgeの販売台数が予想を大幅に下回ったことを受けて、Samsungが後継機種の開発を終了したと伝えています。
韓国メディアと著名リーカーも伝える
Newspimの報道によれば、Samsungは発売からわずか5ヶ月でEdgeシリーズの生産を打ち切り、Galaxy S25 Edgeも在庫がなくなり次第販売を終了する方針とのことです。
主な理由は販売台数が大幅に予想を下回ったため。2025年8月時点の推定台数はわずか131万台に留まったようです。
- Galaxy S25:828万台
- Galaxy S25 Plus:505万台
- Galaxy S25 Ultra:1218万台
- Galaxy S25 Edge:131万台
S25 Edgeが他の3モデルよりも後に発売されたことを考慮しても、少ないように感じます。Android Authorityも読者アンケートをもとにEdgeよりもPlusを好むユーザーが圧倒的に多いと報じています。
さらに、過去に多数の実績があるSamsungリーカーのIce Universeと、AndroidリーカーのOnLeaksも同様に発売中止を報じています。
I got the information from my independent source: Galaxy S26 Edge is definitely gone, 100% correct.
— PhoneArt (@UniverseIce) October 16, 2025
https://t.co/nrh43ACMuU pic.twitter.com/UmLCJ5Z0Lq
— Steve H.McFly (@OnLeaks) October 16, 2025
Galaxy S26シリーズのラインナップは?
これまでの噂では、2026年初頭に登場するGalaxy S26シリーズは、S26(またはS26 Pro) / S26 Edge / S26 Ultraの3機種になるとされていました。
しかし、S26 Edgeの発売が中止される可能性が高まった現在は、これまでどおりPlusが発売されるのか、それとも2機種体制になるのか不明です。
いずれにしても、日本ではEdgeもPlusも販売されていないため、引き続き2機種構成になるものと思われます。
同じく“薄さ”を打ち出したiPhone Airとの違い
超薄型スマートフォンは確かにインパクトがあります。iPhone Airのレビューで「Airの軽やかな体験に感動」と評価したように、中身も伴っていますが売れるかどうかは別の話です。
薄型化の代償として、スマートフォンで最も重視されるバッテリー容量やカメラ性能を犠牲にしながら、高価格帯のモデルを選ぶ人は多くないでしょう。
特にSamsungは、より安価で評価の高いスタンダードモデルのGalaxy S25をラインナップしているため、なおのことです。

これはAppleも同様です。
iPhone Airはシングルカメラとモノラルスピーカーで、バッテリーも控えめですが、iPhone 17はデュアルカメラとステレオスピーカーに加え、Proに限定されていたProMotionディスプレイや薄型ベゼルを採用しながら、価格は3万円も安く設定しています。
ただ、Samsungと異なり、AppleはiPhone Airをナンバリングモデルにしておらず、最初からSEシリーズのような数年に一度だけアップデートされるモデルとして位置づけているように見えます。
そのため、販売台数もレギュラーメニュー並に多く見込んではいないと考えられます。
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