7月26日、Appleが日本国内のApp Storeで「Search Ads」の提供を開始すると発表した。
「Search Ads」は、App Storeで展開されるモバイル広告プラットフォームで、開発者は検索ワードに応じてアプリの広告を最も目立つApp Store検索画面の一番上に表示することができる。
“強い関心を持った質の高いユーザーを、最も低コストで獲得できる”
Search Adsが有効になったApp Storeでは「写真のフィルタ」などのワードを入力して検索をすると、画面の最上部に広告が表示されるようになる。もちろん非広告のコンテンツと広告で表示されたコンテンツがすぐに見分けがつくように水色の背景で表示され、広告を示す「Ad」のラベルが表示される。広告は8月2日午前8時から表示される予定だ。
Appleによれば、検索結果からダウンロードされる割合は65%で、Search Adsの平均コンバージョン率は50%とのこと。他の広告プラットフォームと比較した数値としては、40%のコスト削減率と30%の平均収益成長率(ユーザー一人あたり)を示しており、“強い関心を持った質の高いユーザーを、最も低コストで獲得できる”という。
Search Adsの広告プランは「Basic」と「Advanced」の2種類。
広告を出したいアプリを選択して月単位で予算を入力するだけでカンタンにSearch Adsを導入でき、見やすいダッシュボードで広告を管理できる「Basic」に対して、「Advanced」では広告を表示する検索ワードを指定したり、ユーザーへのターゲティング、優れたフィルタリング、スケジュール設定も可能だ。
なお、Basicはインストールした時に費用が発生し、Advancedは広告をタップした時に費用が発生する。日本では本日からAdvancedの提供が開始され、Basicは8月23日から提供となる。
Search Adsは、2016年10月にサービス開始。まずはアメリカで展開され、その後、イギリス・スイス・カナダ・メキシコ・オーストラリアなどの国に拡大し、ようやく日本や韓国・フランス・イタリア・ドイツ・スペインでも利用可能になった。
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