Qualcommがスマートフォンなどモバイルプラットフォーム向けのフラグシップチップセット「Snapdragon 888 Plus 5G」を発表した。
CPUのクロック周波数が最大3.0GHz(2.995GHz)にアップしたことで処理性能が向上。最大32TOPS(1秒間に32兆回の命令を処理できる能力)を実現する第6世代のQualcomm AI EngineによってAIの処理性能も20%以上アップしている。
GPUのAdreno 660やX60 5Gモデム、5nmプロセスには変更はない。
ROG PhoneやHonor Magic3に搭載へ
2021年後半にはASUSやHonor、vivo、XiaomiからSnapdragon 888 Plus 5Gを搭載したスマートフォンが発売される。
ASUSはゲーミングスマホROG Phoneシリーズに、Honorは次期フラグシップモデルのMagic3への搭載を示唆。Motorolaやvivo、Xiaomiは具体的な端末名こそ明かしていないが、2021年第3四半期から順次、Snapdragon 888 5G Plusを搭載したスマートフォンが発表される予定とのこと。
昨年発表されたSnapdragon 865 Plus 5Gは、ZenFone 7 ProやROG Phone 3、Galaxy Note20 Ultra 5G/Z Fold2 5G/Z Flip 5Gに搭載されている。
今夏、SamsungはGalaxy Z Flip 3と新たにSペン対応が噂される折りたたみスマートフォンGalaxy Z Fold 3を発表する見込みで両端末にも搭載される可能性がある。
なお、Googleが今年秋に発売する予定のPixel 6シリーズは、2年ぶりにフラグシップモデルとして登場すると報じられているが、Snapdragonではなく自社チップ“Whitechapel”を搭載するようだ。
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