ソフトバンクがスタンドアローン方式による5G(5G SA)の商用サービスを国内で初めて開始したと発表しました。
これまでのノンスタンドアローン方式による5G(5G NSA)では、4Gの基地局やコア設備を活用して超高速・大容量の通信を実現していましたが、5G SAでは、5Gの基地局やコア設備だけで動作することで、超高速・大容量だけでなく超低遅延・多数同時接続の通信も同時に実現。
“フル5G”とも表現される5G SAでは、自動運転や遠隔医療といった遅延が大事故に繋がるような分野での利用も可能になります。
先進医療や自動運転を支える“フル5G”
5G SAの最大の特長は、1つのネットワークを仮想的に分割することで、高速大容量のデータダウンロードや自動運転に必要な低遅延、複数デバイスでの多接続が可能な「ネットワークスライシング」や、企業のニーズに合わせてカスタマイズしたネットワークサービスの「プライベート5G」に対応することです。
また、ソフトバンクの5G SAでは、コンテナをベースとしたアプリケーションがクラウド基盤上で稼働することによって、迅速な容量拡張や新サービスの提供が可能になるとのこと。
商用向けの5G SAに対応する最初のデバイスは10月発売の「Airターミナル5」となりました。今後は5G SAの特長を生かしたサービスを順次展開していく予定です。
ソフトバンクは「次世代社会の先進医療や自動運転などを、超高速・大容量、超低遅延、多数同時接続を中心とした5G SAならではの高品質な通信サービスで支え、産業の発展に貢献していきます。」とコメントしています。
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