今年9月にヤフーを通じてZOZOの買収を発表したソフトバンク。今度は無料通信アプリを手がける「LINE」との包括提携を検討していると各紙が報じた。
国内8000万人超のユーザーなど狙いか
共同通信によると、ソフトバンクは子会社のヤフーを通じてLINEとの包括提携の検討に入ったとのこと。経営統合によって実質的な買収を視野に交渉していると報じた。
ソフトバンクグループはの狙いはLINEが保有する顧客基盤(国内ユーザーは8000万人超)や技術を活用したサービスの強化、LINEはLINE PayやAIへの投資によって2019年1~9月期連結決算で純損益が339億円の赤字に。出資を受け入れて経営体力を強化するものと見られている。
ソフトバンクは格安スマートフォンを提供するLINEモバイルに51%を出資するなど一部ではすでに協力関係にあるが、時価総額が約1兆1000億円のLINE本体とヤフーの統合によってIT業界の勢力図が大きく変わる可能性がある。
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