ソニーが「Android 10」のアップデート対象機種を発表した。
2017年に発売された「Xperia XZ Premium」や「Xperia XZ1」「Xperia XZ1 Compact」などはアップデート対象外になっている。
Xperiaの「Android 10」アップデート対象機種
アップデート可能時期についてはフラグシップモデルの「Xperia 1」と最近発売された「Xperia 5」は12月中にアップデートが配信されるとのこと。他のデバイスについては2020年初頭以降にアップデート可能になるという。
なお、国と地域によってアップデートの配信時期や対象機種は異なる。「Android 10」のアップデート対象機種は以下のとおり。ドコモは「Xperia Ace」についてもAndroid 10のアップデートを提供する。
- Xperia 1
- Xperia 5
- Xperia 10
- Xperia 10 Plus
- Xperia XZ2
- Xperia XZ2 Compact
- Xperia XZ2 Premium
- Xperia XZ3
「Android 10」のアップデート内容
「Android 10」の最も大きな変更点は操作方法の変更だ。
これまでのAndroidでは戻る/ホーム/アプリ履歴の3つのボタンをタップして操作する「3ボタンナビゲーション」が一般的だったが、Android 10では画面下に表示される細長いバーを上下左右にスワイプすることで操作ができる「ジェスチャーナビゲーション」が新たに追加されている。GoogleのPixelスマートフォンではどちらかを選ぶことができたが、Xperiaではどうなるのか気になるところ。
Android 10 Q Beta3で追加されたフルジェスチャーナビゲーション
— Yusuke Sakakura🍎携帯総合研究所 (@xeno_twit) May 7, 2019
・戻るボタンを削除
・画面端から中央に向かってスワイプすると戻るボタンと同じ操作が可能
・進むことはできません🤭
→ https://t.co/OZiHyx9GpP #io19 #io19jp #AndroidQ pic.twitter.com/ygEm8qD8Wx
もう1つは「ダークテーマ」の正式サポート。手動または電池もちを長持ちさせるバッテリーセーバーと連動してダークテーマがオンになると、画面のテーマが白などのライト系から黒や灰色などのダーク系に変化して有機ELディスプレイを搭載したスマートフォンの電池持ちが改善されたり、就寝前のベッドでスマートフォンを操作しても眩しくないなどのメリットがある。
このほかにもGPSのアクセス許可において「常に許可」「許可しない」のほかに「アプリが使用中の場合のみ許可」が新たに追加。データ共有のスピードアップ、バックグラウンドで動作していたアプリがフォアグラウンドに移行するときの通知制限など多数の改善が実施される。