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「Android 10 Q」の新機能・変更点まとめ

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「Android 10 Q」の新機能・変更点まとめ

日本時間3月14日、Googleがベータ版「Android 10 Q」を公開しました。全6バージョンのベータ版を公開した後、2019年第3四半期に正式版が配信されます。

この記事では「Android 10 Q」の新機能や変更点、配信スケジュールをまとめています。内容はアップデートの提供など伴って随時追記、変更します。

目次

配信スケジュール

「Android 10 Q」の配信スケジュール

「Android 10 Q」の配信スケジュールは上記のとおり。2019年3月14日にBeta 1が公開され、6月まで毎月初旬にアップデートが提供されます。7月以降はテスト向けバージョンとして2つのベータ版が配信されてから正式版が公開されます。

Beta 2〜Beta 3にかけて機能が追加・改善され、Beta 4でAPIが最終版に。アプリの開発者はBeta 4以降でAndroid 10 Q ベータプログラムの参加者にアップデートをいち早く提供できるようになります。Beta 5〜Beta 6で最終的な試験段階に入ります。

なお、5月8日に公開されたBeta 3から、サードパーティのデバイスでもベータ版「Android 10 Q」をインストールできるようになりました。

アップデート対象モデル

現時点でベータ版「Android 10 Q」にアップデートできるのは、Pixel/Pixel XL/Pixel 2/Pixel 2 XL/Pixel 3/Pixel 3 XLの6機種に以下のサードパーティデバイスを加えた全21機種になっています。日本では昨年秋にPixelスマートフォンが発売されたため、ベータ版をインストールできなかった人も多いはず。今年はPixel 3/Pixel 3 XLにベータ版をインストールできます。

ベータ版「Android 10 Q」の導入方法は以下の記事で詳しく解説しています。

5Gに対応

Android 10 Qは、圧倒的なハイスピードと低遅延が特徴の次世代通信規格「5G」を標準でサポートします。

アプリ切り替えのジェスチャー操作がiOSライクに

4月4日に公開されたAndroid 10 Q Beta 2でアプリを切り替える際のジェスチャー操作に大きな変更が加わりました。

Android 9 Pieでは、ホームボタンを左右にスライドしてそのままキープすることで、ページをめくるように切り替えるアプリを選択することができましたが、最新版ではキープが削除され、左右にスワイプすることで1ページずつ切り替えられるように変更されています。

フルジェスチャーに対応。3ボタン操作も復活

Android 8 Oreoまでは戻る/ホーム/アプリ履歴といった3つのボタンが表示されていましたが、Android 9 Pieではアプリ履歴が削除されるかわりにホームボタンにジェスチャー操作が追加されました。

5月8日に公開されたAndroid 10 Q Beta 3では、戻るボタンも削除して画面左右端から中央に向かってスワイプすることで前の画面に戻れるジェスチャーを追加した「フルジェスチャーナビゲーション」が登場。

さらに、設定画面(設定→システム→操作→System navigation)から戻る/ホーム/アプリ履歴のボタンを表示する「3ボタンナビゲーション」と、戻る/ホームボタンを表示する「2ボタンナビゲーション」に切り替えることも可能になりました。

GPSへのアクセス許可に“アプリの使用中のみ”が追加

GPSへのアクセス許可に“アプリの使用中のみ”が追加

これまでAndroidアプリが要求できるGPSへのアクセス権限はオン/オフの2択でバックグラウンドでGPSを取得するかどうかは開発者次第、ユーザーには選択権はありませんでした

Android 10 Qではアプリの使用中のみGPSへのアクセスを許可するオプションが追加されたことで、ユーザーは常に許可/アプリが使用中の場合のみ許可/許可しないの3つから選択べるようになりました。

これによってようやくiOSと同レベルでGPSへのアクセス権限を許可・管理できるようになります。プライバシー保護の向上はもちろん、省電力化も期待できます。

より厳重になったプライバシー保護とセキュリティ

GPSのアクセス許可に加えて、Android 10 Qでは、より細かくアプリや共有ファイルへのアクセスを管理できるようになります。

ユーザーは新しいランタイム権限による写真やビデオ、音楽へのアクセスコントロールが可能になり、ダウンロードにおいてはファイルピッカーを使用することで、アプリがアクセスできるダウンロードファイルをユーザーが明示的に選択・管理できるようになるとのこと。開発者の影響として外部ストレージの共有領域を使用する方法が変更されるそうです。

また、バックグラウンドで動作していたアプリが突然フォアグラウンド(アクティブなアプリ)として表示される挙動が制限されます。ただし、着信やアラームなどでこの挙動を実現する方法も用意されるとのこと。

セキュリティ関連では、パフォーマンスの向上とセキュリティの強化を行ったTLS 1.3(安全に通信するためのセキュリティの決まりごと)がサポートされます。Googleによると現行のTLS 1.2よりも40%も高速になっているとのこと。

折りたたみデバイスのサポート

折りたたみデバイスのサポート

今春、Samsungの「Galaxy Fold」、HUAWEIの「Mate X」といった折りたたみ式のAndroidスマートフォンが登場しました。

折りたたみ式のAndroidスマートフォンはこれからも増えていくと見られていますが、その上でAndroidのサポートが必須になるでしょう。

Android 10 Qでは折りたたみ式のデバイスやビッグスクリーンを搭載するデバイスをサポートするために多くの改良が実施されています。例えば、1つの画面に複数のアプリを起動できるマルチウィンドウをサポートするデバイスでは、アプリのレジューム/ポーズといった状態管理が難しく現在は開発者の判断に委ねられていますが、Android 10 QではOSレベルでサポートされます。

さらに、以下の動画のように画面を開閉することによって生じる表示方法の切り替えもシームレスに行えるとのこと。

UPDATE:2019-04-04 8:274月4日に新しいSDKが公開され、Android Studioのエミュレーターが折りたたみデバイスをサポートしましたEND OF UPDATE

スピードアップされたデータ共有

スピードアップされたデータ共有

Androidでは写真や動画などのデータを共有する際の処理が遅く、多くのユーザーが不満の声を上げていましたが、Android 10 Qではより速く、よりカンタンにデータを共有することができます。

UPDATE:2019-04-04 8:22ベータ2版で画像をシェアする際、データ共有シートに画像のプレビューが表示されるようになりました。END OF UPDATE

新機能「設定パネル」

新機能「設定パネル」

Android 10 Qでは、Android 9 Pieで追加されたばかりのスライス機能(Wi-Fiや機内モードなどを設定項目を個別に切り出す機能)を使った新機能「設定パネル」が追加されます。

設定パネルはユーザーが必要とするインターネット接続やNFC、音量コントロールといったシステム設定をフローティングUIでアプリ上に表示できる機能。例えば、ブラウザアプリからWi-Fi(近くのネットワーク検出も可能)やモバイルデータ通信、機内モードといったスライス機能を表示してアプリから離脱せずに各種設定を変更できるとのこと。

なお、設定パネルは開発者がインテント機能を使って用意するもので、ステータスバーから起動できるクイック起動パネルとは役割が異なります。

UPDATE:2019-04-04 8:22ベータ2版のボリューム設定に「設定パネル」が適用されました。END OF UPDATE

サードパーティがカメラの被写界深度情報を取得可能に

マルチカメラを搭載したAndroidスマートフォンでは、複数のカメラで測定した被写体と背景の距離データ(被写界深度情報)を元に一眼レフのような背景ぼかしを追加することが可能です。

Android 10 Qでは、サードパーティのアプリが被写界深度情報を要求できるようになるとのこと。ただし、Googleはデバイスメーカーと交渉中としており、被写界深度情報を要求できるスマートフォンはある程度限定される可能性があります。

新しい音楽・ビデオコーデックをサポート

新しいビデオコーデックとして「AV1」がサポートされます。現在、ビデオコーデックはHEVCとVP9に2分されていますが、それらを圧倒的な圧縮効率で上回り、ロイヤリティフリーで使用できる点から今後の普及が確実視されているコーデックです。

GoogleはChromeブラウザやYouTubeなどで一部サポートを開始しており、Appleも対応を表明しています。

音楽コーデックにおいてもオープンでロイヤリティフリーの「Opus」がサポートされます。音声からミュージックまで幅広く最適化できるコーデックで、小さい容量でも高い音質を実現します。

目と電池に優しい「ダークテーマ」

Android 10 Qでは「ダークテーマ」が正式に追加されます。

目に優しくバッテリーにも優しい「ダークテーマ」は、設定画面やステータスバーのクイック設定パネルでオンにすることが可能。さらに、バッテリーセーバーがオンになると、自動でダークテーマがオンになります。

通知の消去が右スワイプに変更

通知の消去が右スワイプに変更通知の消去が右スワイプに変更通知の消去が右スワイプに変更

ステータスバーに表示された通知は左にスワイプすることで消去することができましたが、Android 10 Qでは左にスワイプすると通知のスヌーズやブロックボタンが表示されるように変更されました。通知を消去するには右にスワイプする必要があります。

正式版に反映されるのかはわかりませんが、慣れるまでは操作ミスが頻発しそうです。

UPDATE:2019-04-04 8:22ベータ2版でAndroid 9 Pieのように左スワイプで削除できるようになりました。設定画面から「アプリと通知」→「通知」→「詳細設定」→「Swipe actions」で変更できます。END OF UPDATE

スマートリプライがサードパーティに対応。アクションの提案も可能に

スマートリプライがサードパーティに対応。アクションの提案も可能に

Android 9 Pieでは、通知にスマートリプライ*が導入されたことで、機械学習によって提案された返信文を通知上でタップするだけでメッセージに返信することが可能になりました。

スマートリプライ: 機械学習によって返信文を自動で生成して提案する機能

Android 10 Qでは、リプライだけではなくアクション(住所が送信されたらアプリを起動するなど)も提案します。デバイス上で動作する機械学習によってすべてのアプリが対応し、開発者は独自にリプライやアクションを指定したり、オフにすることも可能です。

Wi-FiのパスワードをQRコードで共有可能に

Wi-FiのパスワードをQRコードで共有可能に

iOSではWi-Fiパスワードを入力するときにiPhoneを隣同士に置くだけでパスワードを共有することができますが、Android 10 QではQRコードを使ってパスワードを共有することが可能になります。

誤って削除したアプリを戻すことが可能に

誤って削除したアプリを戻すことが可能に

ホームアプリ「Pixel Launcher」では誤ってアプリを削除した場合に戻せるオプションが表示されるようになりました。

オフラインで動画に字幕を自動付与する「Live Caption」

Android 10 Qを搭載したスマートフォンやタブレットで再生しているビデオ、Podcast、オーディオメッセージに自動で字幕を付与する「Live Caption」が追加されます。

音を出せない環境でも動画が手軽に見られるといった利便性はもちろん、世界中の4億6,600万人の聴覚障害者にとっては必要不可欠な機能です。驚くべきことに「Live Caption」は、デバイス上で動作するためオフラインでも利用できます。

気が散るアプリを起動不可にする「フォーカスモード」

Android 9 Pieで追加された脱スマホ機能の「Digital wellbeing」が強化されます。

新しい「フォーカスモード」は、仕事中や勉強中につい触ってしまうアプリケーションを制限することができます。

例えば、YouTubeやInstagram、Twitter、ゲームといったアプリケーションを事前に“気が散るアプリ”として登録しておいてフォーカスモードをオンにするとアプリを起動できなくなります。

ス子どものスマホ管理機能「ファミリーリンク」を標準搭載

アプリケーションとして提供されていた子どものスマートフォンやアプリの利用をカンタンにわかりやすく管理できる「ファミリーリンク」がAndroid 10 Qに標準搭載されます。

なお、Android 10 Qでは、利用時間が制限されたアプリなどをもう少し触りたい時にボーナスタイムを与えることも可能とのこと。

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Yusuke Sakakura

iPhone・Androidやスマートスピーカーに関するニュースはもちろん、レビューも届けるブログメディア「携帯総合研究所」主宰。元システムエンジニア、iPhoneの料金を3社間で比較できるシミュレーターの開発も

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